2025中学入試動向(56) 女子美 今年もさらに総出願数伸ばす
★女子美術大学付属中学校の入試2日目は、自己表現入試。大テーマは「考える力・伝える力」ということは入試要項に予め公開されている。しかし、具体的な課題は本番になるまでわからない。幾つかの場面設定などの条件が設定されて、小論文を書くわけだ。この試験スタイルがすでに、インスタレーションやコンセプチュアルアートかもしれない。おもしろい。
(作成はBing。女子美の様子を描いてもらうのは難しかった。。。)
★とくに絵画や工作などの入試はない。教科入試と自己表現入試だが、基本は言語と数理問題。でも、女子美を志望する生徒は、絵を描いたり、ものづくりは大好き。絵画教室に通ったりしている生徒も多いだろう。
★美術で仕事につけるのか?もちろんつける。ただし、アート市場は日本は小さいから、海外に進出することになる。英語ができないと困る。ところが女子美は英語とアートを融合させて学べる機会がものすごく多い。
★デザイン学科に進む生徒が多いが、美術史やプロデュースの道に進む生徒もいる。アートのキャリアは多様で、それについて普段の学園生活の中で理解していくことができる。こんな美術をベースにした全日の学校は他にない。総出願数がまたも昨年よりも多くなったのは当然だ。
★男子生徒が、女子美のような男子校や共学校はないのかと探すが、高校からでないとなかなかない。世の中グローバル×STEAMの時代。男子校や共学校にも女子美のような学校があるとよいのだが。
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