2025中学入試動向(50) 湘南白百合の中学入試における歴史的役割
★2月1日午後、湘南白百合は国語と算数の一教科入試を行っている。神奈川エリアは、男子校は勢いがよいが、女子校、共学校は停滞している。これは今始まったことではなく、ここ数年続いてきた。その中で、湘南白百合は毎年新機軸を打ち出し、輝いていた。一教科入試、英語入試など神奈川エリアのハイレベルの女子校グループは見向きもしなかった。しかし、それを東京の女子校や共学校が見逃すはずがない。多くの学校が湘南白百合を研究をした。豊島岡女子まで動かすダイナミズム。一気呵成に多くの学校に英語資格利用入試を実施する勇気を与えた。
(全校生徒で、一般入試の準備をしている様子がサイトに公開されています。さすが愛ある学校)
★敵ではないが、塩を送ったのである。そういう大きな流れをつくったところは、知のコモンズの悲劇を被るのがセオリーである。だから、今年は爆増はなかった。もしかしたら、学校当局はこの事態をどう捉えるのか議論されているかもしれない。しかし、公立中高一貫校も倍率が4倍いかなくなり、落ち着いてきた。
★湘南白百合も、落ち着いてきたと見たほうがよい。しかし、80人弱の定員対する総出願数は、9.3倍である。いかに昨年がすごかっただが、依然として湘南白百合の中学入試やその背景にあるカリキュラムデザインは、私立中高一貫校に影響を与え続けることは間違いない。
★それに隔年現象ということもある。神奈川エリアは少子化が急激だし、県の財政も東京に比べると苦しいから私学助成も辛いところだ。湘南白百合は学校であるから、自力でその外部環境を乗り越えるのは難しい。
★にもかかわらず、また新たな経営と教育イノベーションを起こすであろう。そしてそれは水面下で着々と進んでいるであろう。これからも期待したい。
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