2026中学入試準備(08)MiddleからCreativeへ ようやく
★いろいろな国で、Class Warが起きています。しかし、このWarはどの階層が勝利するのかという話ではありません。従来のClassの概念というかコンセプトが変容するよということなのです。オバマ大統領が中間層の経済政策や教育政策に力を注いだり、トランプ大統領が労働者階級に力を入れる(のかどうか本当はわかりませんが)とか、言われていますが、イギリスでも日本でも同じような政策協議が行われています。しかし、これは近代社会が生まれてからずっと行われてきたことで、その過程で生まれる悲劇が収まることはなさそうです。それで、オードリータンさんとその仲間たちが、この階層構造とは違うコンセプトをじわじわと広めています。
★それはMiddle Classではなく、みんながCreative classになればよいというコンセプトです。中流階級とか中間層とかいう言葉は、社会学や経済学で使われてきて、その概念の枠の中で、産業政策が行われ、それをメディアが報道していますから、当然です。しかし、それだと、その階層構造そのものが変わりはませんよね。
★大学入試や高校入試もその枠組みの中で行われています。だから公平と平等と自由のClass Warが永遠続きます。続いた方が得する階層があるからです。
★さて、それを誰も困らないように変容していこうというのが、みんがCreative Classになろうよということですね。これは21世紀に入って、リチャード・フロリダが唱えたコンセプトです。そしてそれがグレートリセットを生み出すのだと。
★しかし、これはAIのようなイノベーション革命で世の中は終わらせ、リチャード・フロリダの真意を押さえつけてしまいました。しかし、落合陽一さんや安野貴博さんは、このクリエイティブ・クラスを継承しています。お二人は開成出身者ですね。
★開成出身者が自ら頂点に立てる階層構造をリセットするというのだから実に興味深いですね。
★いずれにしても、中学入試が才能創出入試に変容してきたのは、このみんなクリエイティブクラスになろうよというトリムタブの動きなのです。
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