2026中学入試準備(07)東京都 本来の人間とは何かをどうとらえるか議論が進み始めている
★第6期東京都いじめ問題対策連絡協議会(第1回)に参加してしみじみ感じたことは、これほど多くの関係者が、いじめを防止しようという対策を実践しているということに改めて日本の未来はなんとかなるのではないかということです。いじめ問題だけなく、子供の周りには多くの問題があるし、しばしば子供自身問題に巻き込まれます。その問題ごとにこのような政策を都は議論し実施しているのです。
★また、同協議会では、令和5年に都が主催した高校生いじめ防止協議会 議事録が紹介されたが、高校生の声は全くその通りだと思いました。
★いじめの問題が起こる構造的な認識は、3つの層で語られていました。法的制度という環境の整備がどうなっているか?そしてその効果はどの程度なのか?それから人間関係がどのように形成され、それが阻害されるのかの構造の議論。3つめは子供のマインドの状況、たとえば、自己肯定感が低い状況はどのような構造があるからなのか?それぞれの委員の置かれた仕事のミッションから真摯に語られました。予定された時間を超えた熱い協議会でした。
★これは、いじめの問題だけはなく、多くの問題にも適用可能な議論でした。法的制度と人間関係が拘束力や同調圧力の強さの加減で、いろいろな問題が起こるがゆえに、法的制度や人間関係、そして個人のマインドのそれぞれの価値観を変容させていこうという議論であったからです。
★同協議会が終わった後、何人かの委員の方と立ち話をしましたが、やはりこれらの諸関係の法制度と社会の習慣などと子供の主観的なマインドの矛盾はいかにしたら解決できるのかみな同じ悩みを抱えていました。
★個人はたしかに、物理量としては、大きな制度や習慣の中の点ですが、本来は、制度や習慣は子供の無限の価値を生みだすシステムであるはずです。経済学や法律学、社会学、心理学、生命科学、文化人類学、教育学など多様な学問で、今人類の永遠の問い「本来の人間はいかにして可能か?」に立ち臨んでいますが、それは東京都及び関係する機関もまた同じでした。
★そして、これは東京都ばかりではなく、各自治体でも行っていることでしょう。価値観の転換へ!とすぐには飛躍はできないでしょうが、じわじわ変容はしていると感じました。高校生が、授業のあり方を議論や話し合いができる仕組みにすることを提案していました。これは授業だけはなく、あらゆる集団組織にも適用できます。
★「対話型組織作り」と「対話思考」のフュージョンが生まれつつあります。
★一見遠い話のように思うかもしれませんが、中学入試というのも制度です。新タイプ入試が、この対話思考を開いていることの重要な意味があるということもこのような変容とシンクロしているなと改めて感じました。
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