2025中学入試動向(49) 八雲学園のハイブローなグローバル教育の宣言
★2月1日の東京の午後入試、幾分温度もあがり、寒さも和らいだ中、始まった。八雲学園は、1月30日現在で2月の午前午後出願数は、昨年の90.5%まで追い上げた(首都圏模試センター調べ)。31日の分を足すともっと昨年に迫っているだろう。一昨年に比べると超えているかもしれない。これは驚きだ。実は八雲学園は、今年から英語資格のスコアをすべての教科入試に加えたから、英語に興味のある生徒に優遇制度を立ち上げたことになる。国算社理が得意な生徒にも英語の得意な生徒にも門戸を開いたのだから何ら問題ない。とはいえ、やはり英語に関心を持った生徒に偏ると予想される。
★今年から豊島岡女子が算数と英語資格利用入試設置に踏み切ったことに象徴されるように、いかにグローバル教育の必要性が痛感されているとしても、まだまだ中学受験市場の価値意識は、2科4科目学力重視主義。ニューパワースクールがそこに風穴を開けているが、そのニューパワースクールでさえ、2科4科だけの入試も準備している。全面展開するというリスクテイクする八雲学園はさすがだと感嘆しつつ、ちょっと心配でもあった。
★しかし、見事に数字上は今までの生徒数を維持しそうだ。しかし、八雲で学びたいという生徒から八雲の破格のグローバル教育で学びたいという生徒に変化する、つまりハイブローな教育にシフトすることが今回の入試の背景では起こっているに違いない。
★同校が、そう判断せざるを得ない環境は、ラウンドスクエア加盟校であり、サンタバーバラコミュニティのメンバーであり、全米の超エスタブリッシュでハイブローのケイトスクールと親密な姉妹校であり、UCサンタバーバラやイエール大学との学びやリベラルアーツの交流をしているからである。凄い世界が八雲学園の教育には広がっているのだ。
★実は英語に関心がなければ、これらの世界になかなかはいれない。
★この世界の重要性は、英語に関心がなければ見えないし、2科4科学力重視の中学受験市場では40%くらいの受験生にしか気づかれていない世界だ。2027年になったら、このシェアは急激に拡大するのだが。
★つまり、あえて中学受験市場全体を対象にするのではなく、時代を見据え、その40%を対象にする入試を実質上行ったのである。それゆえ凄いリスクテイクをしたとそのチャレンジをリスペクトし同時に心配もしたのだ。
★しかし、受験生を迎える若い先生方は明るく、生徒の可能性を開く教師像の光を放っていた。
★八雲の受験生の皆さんは、希望を持ちながらも苦境に陥る世界を救済するグローバルリーダーに向かって燃えて欲しい!
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