2025中学入試動向(24)女子美の出願はじまる
★昨日1月20日、女子美術大学付属中学校の出願初日。多くの東京私立中学の出願初日が1月10日であったのに、同校は余裕の出願日程。それもそのはず、初日ですでに。出願総数の倍率は4.1倍。すぐにも昨年を上回る勢い。
(女子美術大学大学院出身のアーティストの作品)
★勢いがよいから出願日が20日からでよいというわけでもない。他の学校と違い、知の美、心の美、芸の美の三位一体教育を行っている独自の学校は他にないから、10日に出願日を設定しようが20日に設定しようが、女子美を受験する生徒はほとんど女子美が第一志望なのだ。
★しかも、将来絵画、工芸、デザインと別れていくことをすでに小学校6年の段階で見通しを立てているのだ。もちろん、途中で思い悩むけれど。特に中学生の女子の憧れの職業は、イラストレーターだったりするから、受験者数は実に多い。
★それに海外に目を向ければ、たとえば、ロンドン、ニューヨーク、シンガポール、台湾などは日本と決定的に違いアート市場が確立されていて、女子美の大学卒業後、海外大学で学んで、世界で活躍するアーティストが輩出されてもいる。
★また最近では、STEAMとよばれ、工学部もアートを必要としている。MITやバンドン工科大学など、工学系の大学の中にアート関連の学部がある。最近では生命科学とアートがコラボするというウネリもある。
★日本では、まだまだアートでは生計を立てるのは一苦労だ。しかし、世界は違う。世界の富裕層がスポンサーなのであるから。それがよいかどうかは、アート資本主義と呼ばれているからアーティストたちも矛盾をかかえながらアート活動を行っている。そしてパラドキシカルにも、その難問こそがアート作品のテーマになったりしている。
★いずれにしても、世界でアート市場が金融市場のように活性化していることは、日本の教育環境ではなかなか気づけない。しかもグローバルアート英語は、やはり美大出身者でなければ理解できないこともあり、多様性のアートコラボレーションを伝えるのは、英語の堪能な美大出身者の場合が多い。
★もちろん、テクノロジーやエンジニアリングもアートの世界ではフュージョンしている。知らないのは、日本の教育界。にもかかわらず、アートベースのHTHやグリーンスクールには憧れる日本人。やはり日本は不思議の国なのだろうか。いずれにしても女子美は、かなり先進的な世界制作知の拠点である。
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