2025中学入試動向(09)サレジアン国際 グローバル、STEAM、PBLの一体化 多くの帰国生にも支持される
★首都圏模試センターの出願倍率速報によると、サレジアン国際の11月から12月に実施された帰国生入試の出願合計数は、99名。昨年比124%。2023年は73名、2024年は80名、2025年99名と右肩上がり。2つのインターナショナルコースと本科コースに分かれているが、本科コースもグローバル教育には注力されているから、学内環境は英語がある意味公用語的に活用されている。対話やディスカッションをベースとしたPBL型授業も行われているから、帰国生にとっては海外と同様世界標準の学びの環境に浸れる。国内生も、留学せずに同校でインターナショナルスクール以上の環境で学べる。帰国生からも支持を得られるはずである。
★実際10月10日(金)に、同校の先生方のお話をオンラインでお聞きした。実際の生徒の活動が多くの動画で観ることができ、21世紀型教育の進化と充実ぶりが伝わってくる。
★グローバル教育、STEAM、PBL、ゼミなどが有機的に循環して一体となっている学びのシステムが、共学化して3年目で確立し、今後は新校舎でも学べるようになる。ぜひ動画をご覧いただき、理想と現実を統合する先生方の情熱を感じて頂きたい。
★2028年から順次小学校から次期学習指導要領が公示されるが、そのような緩やかな改革では、この地政学的リスク、気候変動リスク、ハラスメントリスクなどの複合的世界リスクを乗り越える知性とリーダーシップへの情熱はなかなか育たないことは、学習指導要領の過去の改訂歴史を見ても明らかである。サレジアン国際のように、ダイレクトに世界の課題に結びつき、解決する研究やビジネスを生み出す資質能力というタラントを育てるリーダースクールを時代は望んでいる。
★その期待が受験生が同校を挑戦するモチベーション。ぜひ頑張って欲しい!
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