2025中学入試動向(35)工学院の中学1年生が送るエール ホッとする瞬間
★いよいよ今週の土曜日から、東京・神奈川の中学入試が始まる。出願の動きがラストスパートにはいる週だ。工学院の田中歩教頭によると1月23日現在で、出願実数は昨年比、97.4%になったそうだ。同校は例年追い上げ型の出願の動きをするが、今年もそれは変わらないようだ。昨日1月25日(土)に行ったオンライン説明会も、半数以上が新しい参加者だったということだ。昨年の出願実数を超えるのは見えてきたのではないだろうか。
★それにしても、感動的なのは、その説明会で流された同校の中学1年生の受験生に向けた応援メッセージ動画。田中教頭によると、中学のIBLの授業は全部担当しているので、全員のことを把握している。そのため、限られた時間だったが、中1生に受験生にエールを贈ろうと呼びかけると、すぐに集まって、協力してくれたということだ。
★全部で、2分満たない一瞬のエールだが、元気がもらえるし、この時期不安に思っている受験生に安心感を抱かせるのに十分だ。それに1年後の自分の姿の見通しを先輩たちをロールモデルに感じ取れ、モチベーションも燃えてくるだろう。それに生徒1人ひとりの普段着の笑顔がいい。
★瞬間の動画表現なのだが、短時間で全員がフリップボードにメッセージを書きこみ、何気なく語っている姿に、ふだんから授業で活用しているのが伝わってくる。PBL型の授業やイベント、プロジェクトがたくさん躍動している工学院だから、パソコンも、フリップボードも使うのは日常のことだ。つまりサイバースペースとリアルスペースのハイブリッドな学園生活を送っていることがわかる。
★動画の中で、英語でエールを贈っている生徒もいるが、これはラウンドスクエア加盟校からの留学生だろう。25日という入試直前の説明会がオンラインで行われたことは、受験生・保護者への配慮や気遣いが感じられる。インフルエンザも流行しているし、直前の入試への仕上げには、大切な土曜日の時間になるからだ。そして学内も中学入試、高校入試、大学入試で多忙な中で、このような動画を創ってしまうエンゲージメントの心(学校組織と教職員・生徒1人ひとりが成長の化学変化を起こしている状態。セレンディピティが日々生まれている状態ということもできる)が広がっているのに感動しないわけにはいかない。
★2分に満たない動画に結晶化するまでの普段の豊かな学園生活とすぐにもアーティスティックな表現を描き切るICT技術。工学院の特徴が高密度に詰まっている。さすがである。
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