2025中学入試動向(06)1月10日東京私立中学出願始まる 男子校の状況
★昨日10日、東京私立中学出願が始まる。始まったばかりだから、受験者数とか昨対比でデータを作ることはできないが、初日出願で定員を超えている男子校はどこか見ておくことはちょっと重要かもしれない。公表していないところもあるし、締め切りが1月31日までのところまであるので、追い込み型の学校もある。いろいろなのだが、まず初日で定員を超えるということは、その年の勢いを示すものでもある。ただし、歩留まりというのはなかなか読めないもので、競争が激しいところ、ファン層がしっかり集まっているところでは、出願数だけ見ると前者の方が膨大になるが、結果的に定員を確保できればそれでよいわけである。ただ、競争が激しいということとファン層がしっかり集まるということは、受験者の価値志向性が違うはず。この時期、私立学校研究家として倍率速報を見ているのは、私の独断と偏見にすぎないのだが、価値志向性の違いを調べるためでもある。価値志向性は、時代を動かす理由の一つだからで、時代の変化の機微に気づける。
(聖学院のチャペル。受験生を見守る希望の光を放っている)
★複数入試を実施しているところも多いので、入試回数の3分の2以上の出願数が定員を上回っているところを五十音順で列挙する。1月10日の出願数判明分(日能研倍率速報2025年1月10日現在)から。
麻布・足立学園・海城・開成・暁星・攻玉社・佼成学園・芝・城北・聖学院・東京都市大付属・日本学園・日本大学豊山・本郷・武蔵
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