★本日4年生・5年生対象の合判模試(首都圏模試センター主催)が実施されている。前回の合判模試模試から少しずつ、2025年首都圏中学受験者数の予想がされているが、今回の合判模試模試の各試験会場の保護者会で2025年中学入試動向について詳しくトークされているはずだ。同時に同センター発行の受験情報誌「shuTOMO」も模試受験生の保護者には行き渡るはずだ。もちろん、合判模試模試を受験されていない保護者も購入することができる。

★同センターのサイトによると、以下のような目次になっている。
【特集】
これから数年の首都圏中学入試はどうなる?
2025~2027年 中学入試大予測
首都圏模試センター 取締役教育研究所長 北一成
依然 “中学受験ブーム”の続く2024年入試の記録
〈目次〉
2025~2027年の受験者数・受験率はどうなる?
2025~2027年の人気トレンドはどうなる?
男子校・女子校・共学校の人気はどうなる?
公立中高一貫校との併願と新タイプ入試はどうなる?
【特集2】
2025~2027年入試・4教科出題トレンド
時代を反映した長文問題を解くカギがここに!
首都圏模試センター教務部
【私学の魂】
未来を創る探究心を育む「十文字探究 DAY」の挑戦者たち
十文字中学・高等学校
「人を創る」背景に、個性を尊重する校風あり!
成蹊中学・高等学校
【中学受験 お悩み相談室5】
Qギリギリ入れるチャレンジ校と、余裕を持って入れる実力相応の学校。
どちらが子どもにとっていい環境でしょうか?
Q.宿題が終わらず寝るのが深夜になってしまうことも。
どうしたらいいでしょう?
教育ジャーナリスト/マザークエスト代表 中曽根陽子
【進化するグローバル教育の現在】
首都圏模試センター編集部
【STEAM教育の夜明け】
首都圏模試センター編集部
【日々の学びを深め、進路選択の視野を広げる高大連携】
市川理香
【持続可能な22世紀社会への変革 One Earth Project】
2026年新開校の羽田国際中学校
世界に誇る国際教育を実装
私立学校研究家 本間勇人
コーディネーター 山下一
【知れば知るほどいい学校】
安田学園中学校高等学校
【「親子で勝ち取る最高の合格」】
実践セミナー 開催報告
教育ジャーナリスト 中曽根陽子
【中学入試最新情報】
【福原将之の科学カフェ】
教員向け、保護者向け
2026年
中学入試で注目されるAI教育
~生成 AIを活用した授業の必要性~
【大人ってズルい!21】
やる気を出す
株式会社声の教育社 営業部 三谷潤一
【2025年中学入試「予想偏差値」一覧】
★【特集】は首都圏模試センター取締役・教育研究所長北一成氏が執筆。首都圏の中学受験生の少なくとも30%(市場のシェア率はものすごい)は同センターの多様な模試を活用しているので、北氏は大胆かつ細心の注意を払っていつも予想をしている。どんな予想が書かれているか?その予告編が、AERA with Kids Plus 2024年12月27日の記事<【中学受験2025】女子学院は志願者増の予測も、最難関校はほぼ横ばいか 「中堅層の受験者」が増えているのはなぜ?>で公開されている。
★記事にはこうある。
「首都圏模試センター教育研究所所長の北一成さんによると、首都圏の2025年度の中学受験者数は5万2300人で、24年度より100人ほど減少する見込み。受験率は18.10%になり、昨年度の18.12%からわずかに下がるものの、依然として「18%台」を維持すると予想している。」
★北氏は、「shuTOMO」で2025年から2027年の大予測をしている。そこまでは、少子化の影響もあるが、まだ微弱でも受験者数は横ばいで、受験率はさらに伸びるだろうということだ。ただし、2028年からは全国的に少子化傾向が激しくなるから、そこからはまた来年以降、北氏は予想していくだろう。この少子化にもかかわらず、2025年の中学受験の人気について、記事では北さんの言葉を次のように引用している。
「北さんによると、最近の人気校のトレンドはグローバル教育とSTEAM教育だ。」
★なるほど、それで「shuTOMO」の目次にもグローバル教育とSTEAMのトピクが立てられている。しかも、これは、北氏によると次のような2025年中学入試動向を生んでいるということになる。
「間違いなく中堅のボリュームゾーンが増えています。最難関グループは増加が見込まれるのが女子学院ぐらいで、あとはほぼ横ばいです。低学年から塾に通わなくても、3年ないしは2年間の通塾で入れる学校を選択する家庭が増えています。無理をして難関校を狙うのではなく、わが子にあった学校という視点で中学受験を捉える親が増えてきました」
★この点に関して、同記事では、栄光ゼミナール入試情報センターの藤田利通氏の次のような言葉も引用している。
「最難関だけでなく、2番手3番手校も視野に入れて志望校を選択している印象です。消極的な安全志向ではなく、積極的に子どもにあった学校を選ぶようになってきたと感じます」
★激しい受験競争に絞るのではなく、積極的にわが子にあった学校選びもする。ウェルビーイングな受験スタイルの登場ということだろう。いろいろな選択視点や軸があってよい。偏差値もその一つぐらいに認識するといよい。その多様性が、従来型の受験生によっては不安を払しょくできないキツイ受験になるのを防ぐ。ハラスメントリスクの一環でもある。
★そして、それを可能にしたのが、グローバル教育とSTEAM教育の充実だ。これによって、自分の好きな道を追求できるキャリアを描く確率を高めたのだ。
★そりゃあ、東大にいければ、それはそいれでいいけれど、3,100人くらいの定員に全員合格することはできないのはすぐにわかるはず。もし東大でなければダメなのだという人ばかりだと、エライ競争/狂争になってしまう。それではメンタルはダメージを受けるのはあまりに当然だ。
★だから東大に進まなくても海外大学もあり、国内大学から留学もあり、大学院から東大に進むもあり、いろいろな道を拓く環境のある学校を探せばよいという時代になった。その環境の基本が今やグローバル教育とSTEAM教育の質の向上ともうひとつ決定的な学びがある。
★この決定的な学びについて、海城の大迫先生はズバリ見抜き3学期の始業式で朗々と生徒に説いたということだ。
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