2025年中学入試動向(38)本音。併願の画竜点睛を欠かないために、優れた数学の教師と他教科が協力してMLIを生み出している学校を探せ!
★今年もあとわずか、1月に入ると本格的に茨城、埼玉、千葉と中学入試が始まります。しかし、第1志望校は決まっていると思いますが、併願校はまだ迷っているという場合もあるでしょう。本番まで迷うのは常ですから、そのこと自体は心配する必要はないと思います。ただ、おっせかいながら、併願の画竜点睛を欠かないようにするためには、優れた数学の教師がいるかということと他教科の先生とも協力してMLI(Meta-lesson induction)という学びを通して包括的智慧を生み出す推理力を身につけられる教育環境をデザインしているかどうかをチェックするとよいでしょう。
★教科の教師が協働で授業を創っていたりするところは、先生方が意識しているかどうかはわかりませんが、生徒自身はMLIの能力を身につけています。そしてもう一歩大事なことは、そのMLIを自分で身につけられるように転移学習方法を確立しているかです。
★それ以外には、こまめにアドバイスノートのやりとりを教師と生徒がしているところも、このMLIが身に付いている可能性があります。
★恵泉や普連土、JGのように礼拝で、グローカルな社会課題や世界の痛みについて自分の考えをキリスト教精神に対照しながら自らロゴス化しているところもMLIを身につけている可能性大です。
★よく一方通行型の授業ではなく対話型あるいはPBL型の授業をしていますと表明している学校も可能性大です。
★これらは、リフレクションをきちんとしている可能性大だからですね。リフレクションは、自分のなんらかの改善点を見つけるという役割もありますが、実は問題解決のパターンやパターンのトランスフォームの仕方や思考方法、コンセプトレンズなどを見出す重要な役割も果たします。
★入試問題においても初見の問題に直面した時、このMLIが作動するかどうかが合否の別れめです。議論で行き詰まったとき、突破できるかどうかは、このMLIが作動するかです。
★彼は頭が固いというとき、それはMLIの能力がないということを言っているにすぎません。
★経験は大事ですが、そのプログラムの後に、MIIが生成されるリフレクションをきちんとしているかです。
★芸術鑑賞したあと、講演を聞いたあと、授業がおわったあと、気づきをロゴス化する学校があるはずです。そこもMLIが身に付く可能性大なのです。
★しかし、ダイレクトには、優れた数学の教師が他教科を巻き込んでいる学校や、他教科の先生方がその先生に学ぶ態度がある学校は、極端な話、探究も研修旅行もやらなくても、優れた人間力(MILというクリエイティブクラスの最高の能力)は育ちます。
★なお優れた数学の教師とは、東大の数学問題のエッセンスを、生徒の偏差値に関係なく、どんな生徒にも共有できる先生です。IBの数学を研究していたり、SATmathなども研究している先生もいいですね。それはたとえばニュートンの微積でも同じですね。生徒が三角関数とスマホが結びつくことをすぐにもい浮かべるとかもいい感じです。
★どうしたら、そなことがわかるのか、今述べたような例は、各学校のホームページの新着情報を1年分遡ってみればわかります。
★この話、実は、ある若い数学の先生方と対話している時にようやく結実したのです。そういう先生がいる学校は、ただし、その先生が生き生きと羽を伸ばせるマネジメントをやっているかどうかは大事ですが、ともあれ、それができれば今後ぐんと伸びます。
★実際勢いのよい学校の数学の教師を調べてみればわかります。
| 固定リンク
« 2025年中学入試動向(37)自分の中学入試における国語と算数の学びの領域の違いを振り返り、入試本番までに整える | トップページ | 2025年中学入試動向(39)駒沢学園女子 禅と数学とアートを極める教師の存在 »
「中学入試」カテゴリの記事
- 駒女バージョンアップ始まる(01)教育革新向上推進チーム「IEAT」稼働 画期的マスタールーブリック(2026.05.16)
- 学校選びのチェックポイント(01)氷山モデルの罠を見抜けるか(2026.05.13)
- グローバル教育が目標ではなく土台となっている学校が増えつつある(2026.05.11)
- 田園調布学園 理数系進学率が高い 海外大学進学も理数系多い(2026.05.07)
- 海外大学進学準備教育の意味(05)桐朋海外大学の位置づけがおもしろい(2026.05.04)



最近のコメント