八雲学園をカリフォルニアから考える(3)グローカルな諸問題を解決する方法を使う
★八雲学園がグローバルリーダーを育てる拠点は、もちろん八雲学園自身なのですが、カリフォルニアも含んでいるというのが実感なのです。八雲は施設をサンタバーバラの山を開拓してまで作っています。一年中つかわれているわけです。毎日学校のキャンパスを使っているかのような感覚で、年間通じて八雲生は訪れます。全員が一度は訪れますが、生徒によっては何度も来ることになります。ケイトスクールという姉妹校とは、行ったり来たりしますし、交換留学の交流も行っています。
★八雲学園もケイトスクールも、世界の私立学校のグローバルコミュニティに加盟していて、互いの建学の精神をリスペクトしながら、普遍的なラウンドスクエアのIDEALSを共有しています。そして、そのIDEALSを教育実践するために、12のアプローチをしています。そのアプローチの総称がDiscovereisです。この理念と12のアプローチを表現したイメージ図が上記のイラストです。
★この理念と方法を共有しながら、年に一回グローバル会議を行って、その国や地域社会の問題が世界の問題につながっていることを加盟校の生徒がチームを作りながらバラザ会議を行っていきます。ローカルから入りながらグローバルに進み、グローバルからローカルに戻ることを何度も行き来する往還型の学びと活動を行っているわけです。
★八雲学園は、C!英語×PBL×STEAMを行っていますが、そのPBLや探究は、このIDEALs×Discoveriesの学びの基礎があるのです。
★最近、デザイン思考とかシステム思考とか哲学対話とか、探究の学習のプロセスの中で使うことが脚光を浴びていますが、IDEALS×Discovereisには、それらはすべて包摂されています。
★世界のエスタブリッシュスクールが活用している方法を共有し、フュージョンされています。
★彼らは、国際主義を尊重します。なぜなら、それぞれの学校は国に属しているからです。グローバル会議のために、あるときはオックスフォードに集まったり、ナイロビに集まったり、コロンビアに集まったりするわけですが、そのときにパスポートの価値を身に染みてわかります。
★まずは国がしっかりしていないと自分たちのグローバルな活動は難しいということは経験しています。
★同時に国では解決できないグローカルな問題があることも身に染みて理解するのです。
★国家間で解決が難しい問題を、グローバルな活動で解決できるのか?
★カリフォルニアに少し滞在しただけで、日本のスーパーマーケットが、この地で学んでいるということが手に取るようにわかります。実際北海道だけでしか展開していない大手スーパーマーケットというかコンビニは学びに来ているということを、カリフォルニアの友人から聞きました。別の友人からは、私の居住地にもある大手スーパーも学びに来ているということです。
★食品や料理は、実にローカルな話ですが、環境問題や農業、酪農、マーケティングなどグローバルな話に結びつくということが、すぐに話題になります。そして、ここが学校間の交流ですが、その環境問題や農業、酪農、マーケティングには多様な問題もあり、経済格差の問題も当然あるわけです。
★そんなグローカルな問題解決の話など、日本にいてもできるし、一般的な海外研修でできると思われるかもしれません。
★しかし、継続的にその地域の市民と考え続けることはなかなかできません。
★グローカルな問題解決には、国を超えて市民同士の継続的な目に見えないグローバルコミュニティを創っていくことが本来的には欠かせないののです。グローバル教育と言っても、多様にあるし、それは実はグローバル教育の進化のプロセスでもあります。
★グローバル教育の進化について、今首都圏模試の山下さんや北さんと語り合っています。受験市場とグローバル教育の本質を学ぶ機会を増やしていくことは、私立学校の教育の本質を受験生と共有できる絶好のチャンスだと思います。
★そのとき、進化の最前線に立っている幾つかの学校をモデルとして議論することは生産的でしょう。そのスーパーモデルが八雲学園です。
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