2025年中学入試動向(36)偏差値ではなくグローバル教育の5つのタイプから考えてみるのも有りか 潜在的才能ポイント別で
★中学入試において、英語入試や英語資格活用入試などグローバル入試を実施する私学が増えてきました。どの私立学校も「グローバル教育」を行うようになったためでしょう。それでも武蔵や開成のようにグローバル教育を導入しながらも英語入試を行わない学校もありますね。逆に英語資格活用入試を前面に押し出す八雲や湘南白百合などの学校もあります。グローバル教育と一口にいっても、多種多様なタイプがあるということでしょう。
(イラストはbing作成)
★ただ一つ言えることは、どのようなタイプであれグローバル教育を促進する私立学校が増えれば増えるほど、フラット・フリー・フレンドシップという3Fマインドが拡大します。すると、偏差値の高低があっても、大学合格実績において、東大を除いて、差がなくなってしまうということです。大学入試がグローバル入試化していくので、グローバル教育を実施している中高からは入りやすくなるのです。
★東大は募集定員が3100人くらいですから、そこだけの競争が残りますが、東大の価値が高い場合は、競争は激しくなりますが、その価値観が世の中変わりっつあり、だんだんと東大一直線のような昔ながらのイメージはむしろバイアスになってしまうでしょう。東大自身が変わってきていますから。
★ですから、受験生の現在のメンタル・非認知能力・認知能力・人間関係力・身体能力・価値観などの潜在的才能ポイントを考慮してマッチングできるグローバル教育を行っている学校を選択するというのも一つの方法かもしれません。小6の時点で英語がそれほど得意でなくても、卒業時に自分でも信じられないと驚くほどの英語力がつくグローバル教育を行う富士見丘のような注目校もあります。
★とりあえず、直観的にタイプ別にしてみました。それぞれどういう特徴があるのかは今後書いていきますが、まずは順不同で挙げておきます。
武蔵型:開成、海城、聖光、成立、城西大城西、成城学園、桜美林、共立女子、湘南白百合、順天、佼成学園など
渋谷教育学園型:頌栄女子、かえつ有明など
洗足学園型:広尾学園、攻玉社、和洋九段女子、聖ドミニコ学園、駒沢学園女子、大妻中野、佼成学園女子、神田女学園など
三田国際型:サレジアン国際学園グループなど
富士見丘型:唯一
八雲学園型:唯一
文大杉並型:唯一
工学院型:唯一
聖学院型:唯一
羽田国際型(中学は2026年開校予定):唯一
★といったところでしょうか。唯一というのを、「唯一型」とすると、グローバル教育のタイプは5つぐらいということでしょうか。どのタイプがよいとかそうでないとかいうことではありません。受験生の「潜在的才能ポイント」にマッチングするかどうかのタイプではないかと今のところ考えています。あくまで、仮説ですから、今後インタビューしながら変わっていくでしょう。受験生のみなさんは、参考程度に考えてください。
★もしも偏差値で学校を選んでいて、少し困っている場合、このような別の角度から学校を考えてみるのもよいかもしれないですよ。
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