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2024年11月23日 (土)

2025年中学入試動向(12)湘南白百合 女子校のパラダイムチェンジ着々

★まずは、こちらの動画をご覧いただきたいと思います。世界のあらゆる領域で活躍できる同校出身の女性の姿がイメージできます。現在でも世界の医療現場でエッセンシャルワーカーとして活躍したり、ハーバードで研究したりしているOGはたくさんいますが、今後はもっと多くなるでしょう。もはや今までの女子校のイメージでは同校は語れないのです。

GLICC Weekly EDU 第193回「湘南白百合学園中学・高等学校ー実績と展望」

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★詳しくは、動画をご覧いただきたいのですが、見どころのポイントを幾つか挙げておきます。

❶情報化がコアカリキュラムを生み出すハブになっている。教科横断をテクノロジーとエンジニアリングでカバーしているので、すべての教科がSTEAMに変貌していくでしょう。

➋破格の高大連携の数。6つのコア高大連携プログラムと柔軟にその都度生まれてくる無限ともいうべきトピカルな高大連携プログラムの存在がすごいです。これは他にはないですね。しかもグローカルシンキングを生み出す幅広い範囲で行われています。

➌栄光、聖光、サレジオ学院、逗子開成、鎌倉学園などとの男子校とコラボした学びの経験ができます。女子校でありながら年間200人くらいの知的意欲の高い男子と協働的な学びができます。

★特に➌については、女子校でありながら、共学以上のアカデミックな学びが男子生徒とできてしまう。これはすばらしい新しい女子校の姿です。これだけの高大連携を持っている女子校等他にあり得ないわけです。それは男子校も共学校もそうです。しかも、すでに生成AIも駆使しています。来年度からは男子校や共学校にもないような情報基地ができてしまいます。そこに男子校の生徒が参入して協働学習ができてしまうわけです。

★男子の目を気にしてとか女子の目を気にしてとか、そんな忖度をしてのびのびと学べないなんていうことはまずないのです。

★女子校ですから、当然男子の目を気にする必要はないのです。しかし、プロジェクトとして男子生徒と協力する場合、パーパスが明快ですから、男子生徒も学びに意欲的なわけです。もちろん、必ずしもそうでない生徒もいるかもしれませんが、強制的なプログラムではありませんから、意欲がある意識が高い男子生徒だけがサバイブできるシステムです。

★湘南白百合の生徒で、自分は男子と一緒に学ぶのはちょっとねという場合は、それらのプログラムを選択しなければよいだけです。他のプロジェクトがいっぱいあるわけですから、そちらを選択すればよいのです。

★女子校だから男子と一緒に学べない、だから共学校という学校選択は湘南白百合の場合は、成り立たないのです。関西の男子生徒ともコラボするオホーツク学の探究活動もあります。

★ジェンダーの問題をなんとか解決したいから、コラボして欲しいという男子校もでてきているそうです。

★意欲的で意識が高く教養もある男子生徒が、まるで「私といっしょに学んでください」とかつてダンスを誘うかのように、学びのイベントが湘南白百合では生まれていくことでしょう。

★新しい学びのあり方を生み出す湘南白百合。まさに女子校のパラダイムチェンジを着々と実現しているのです。

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