2025年中学入試動向(7)心理的安全は本質の一部で本質そのものかどうかはモニタリング
★今、多くの学校で生徒と教師、生徒と生徒、教師と教師などの人間関係に心理的安全をつくることが大事であると言われるようになりました。私もとても大事だと思います。3F(フラット・フリー・フラタニティ)の精神が響いている状況はとても大事です。しかしながら、それだけが本質ではないのです。心理的安心を創るのが目的であって、そこから生徒たちがどのように育つかは、生徒たち自身の問題で、そこは自由で、主体的に生きていけばよいのだ、大学進学は副次的なものであるし、それを目的にするのは本質ではないと言われるときもあります。しかし、それはそれでよい子供とサポートが必要な子供がいて具体的状況は子供たちによって違います。この違いを相互に認め、見守るというサポートをするのか、アドバイスというサポートをするのか、ファシリテートというサポートをするのか、コーチングというサポートをするのか、・・・それは多様なのです。
(bing作成)
★たいていの場合、「〇〇が本質だ」と声高に言う人のことばは、少し差し引いて聞いた方がよいですね。「〇〇が本質だ」=「〇〇は自分にとって大切だ」といっている場合があるからです。
★結局、本質はまずは自分の軸を見つけることです。できるならば、それは同時に社会に貢献する軸であってほしいと願うのですが、そうでないものを本質だからと押し付けてくるかもしれませんから、モニタリングする観点をお忘れなく。
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