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2024年11月18日 (月)

2025年中学入試動向(8)グローカルなリスクを回避できる思考力を養える学校を探す

★ここ最近は、米国大統領選、衆議院選挙、知事の選挙など、私たちの生活が、これらの政治的変動にダイレクトに影響をうけていることを感じるのは皆様と一緒だと思います。そして、ウクライナやガザなどの悲惨な状況や気候変動の途方に暮れる状況が、世界的レベルだけではなく身近な社会でも起きています。地政学リスク、気候変動リスク、ハラスメントリスク、権力リスクなどグローカルな複合リスクをいかに回避するか。クリティカルシンキングやモニタリングシステムなど一部の行政マンや政治家だけが考えるのではなく、市民が1人ひとり思考し行動する時代です。

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★SNSによる選挙が今までの状況を大きく変える一因だという見識者の発信は、まさに市民一人ひとりのレベルまで世界や社会の意思決定に影響を与える時代だということを示唆しているのは、私がいうまでもないわけです。

★この状況において、見識者は、民意によって選ばれたのだから、私が間違っていたと謝罪したり、民意を尊重しはするが、民意を動かす価値観などには批判的に検討していく必要があると語る見識者もいます。

★たしかにそうですね。私たちの身体×メンタル×人間関係×生きる意味の融合的なウェルビーイングな状況に、地政学リスク×気候変動リスク×ハラスメントリスク×権力リスクなどの複合的なリスクは、回避しなければ、悪影響を被るし、回避すればなんとか持続可能にしていけそうです。

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(複合リスクの一例をBingに作成してもらう)

★SNSが選挙の情勢を変えたということは、18歳選挙が機能し始めたということですから、高校におけるクリティカルシンキングを養成することと、その思考が発動できる環境として3F精神(フラット・フリー・フラタニティ:公平・自由・友愛)を響かせる学びの環境も必要になります。

★これは高校だけではなく、小中学校も同じだし、大学も同じです。

★web3.0の世界は、システムとしてこのような環境をつくる可能性がありますが、これとは真逆に権威主義的システムを作るのにも役立ってしまうでしょう。人間1人ひとりの3F精神が極めて重要ですね。

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