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2024年10月 6日 (日)

2025年新入試体験 2027年以降の大学入試の動きに連動するし、何よりこれからのグローバル教育やSTEAM教育を実感できる 真実の教育を牽引する学校が講座を開いている

首都圏模試センターでは、11月の模試当日、「午前の部」模試の終了後、13:50から16:35の時間帯に「新入試体験!コラボフェスタ」を開催します。11月3日(日)には和洋九段女子会場と文化学園大学杉並会場、11月17日(日)には鶴見大学附属会場で、それぞれ対面型で実施します。

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★首都圏中学入試では、2014年から2科4科以外に、思考力入試、適性検査型入試、自己アピール入試、プレゼンテーション入試などの新入試(英語入試を除く)が行われるようになり、それから10年たった2024年は、この新入試は爆増しています。首都圏模試センターによると、2014年は15校が実施、受験応募者数は1,989人でしたが、2024年には147校が実施するようになり、受験応募者数は18,065人になりました。9倍増という爆発的広がりです。

★しかも、ここが重要です。2024年の実受験者数が、15,015人だということなのです。2科4科目なら実受験者総数は、併願校数分増えますが、新入試は、その1回の機会にかけるということでしょう。これは、大学入試でも同じで、一般選抜は幾つも大学を受験しますが、総合型選抜は比較するとぐっと少なくなります。

★各新入試が特徴的で、というより受験生の興味と関心あるいは才能に合わせたテストで、いわば「才能マッチングテスト」になっているので、そうたくさんの学校を受験するわけではないというのが実際のところなのでしょう。

★小学校の教科書レベルの知識をきちんと習得して、それ以外は自分の好きなことを学ぶ、自分の才能を伸ばす日々を送って、新入試に臨むわけです。それで、いやだからこそ、高校卒業時にいわゆる御三家に入学した生徒と十分肩を並べられるいやある意味それ以上に成長することになります。首都圏中学受験生が52,400人(首都圏模試センター調べ)ですから、その29%が新入試で入学しているわけです。

★だいたい真実を見抜く人は20%くらいいれば時代は変わっていきます。この29%はそれ以上です。もっとも、中学受験生は全国6年生の10%くらいですから、そう簡単に変わるわけではありません。しかし、このような教育を実践している学校が2027年以降の大学入試の動きで驚きの実績を生み出すでしょう。大学合格実績は当然でるのですが、そこがポイントではありません。

★大学入試のシステムを変容させる動きを牽引します。

★そして、さらに、英語入試に着目すると、首都圏模試センターによると、2014年段階では15校だったのが、2024年には147校になっています。受験応募者数は、142人から3,298人に爆増しています。とはいえ、まだまだ少ないですね。ここに中学受験の希望のチャンスがあります。

★2027年以降、大学入試は総合型選抜に加え、帰国生入試を少なくしてグローバル入試をどこの大学でも行うようになっていくでしょう。多言語の環境体験をはやめにしておくことは極めて重要になってきます。

★グローバル、STEAM、文理融合(リベラルアーツ)が今後教育の重要なキーワードになっていきます。新入試はその予告編なのです。

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