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2024年10月 7日 (月)

首都圏中学入試における新入試の理解進む。その理由。

★前回ご紹介したように、2014年に比べ2024年の首都圏中学入試における新入試受験者数のシェアは30%になり、その意味の理解が受験生・保護者に広がっています。一方で、もっと広がっていいのに、何が壁なのだろうと不思議に思わないわけでもないのです。中学入試の偏差って、全国の小6の10%が母集団で、その中でのランキングです。全体の偏差値となると、格段に上がってしまうのです。それなのに一喜一憂する必要などないのではと思うのですが、気になってしまうというのが世の常でしょう。

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(イラストはBing作)

★そんな中で、真実を見抜く人が30%いるなんて、希望ですね。でも、なぜ100%にならないのか?一つは今の中学受験生をお持ちの保護者が、自分が中学受験したとき、1986年から中学受験が注目を浴びて1990年代に第1ピークになるころに経験しているということがあります。

★1986年から中学受験にも偏差値が導入され、偏差値を超える学びをしようという、偏差値を学びのモチベーションに変えていた時でした。それまでは、なぜ合格するのかベールに包まれていた憶測の飛んでいた時代です。偏差値が何か明快明瞭で透明性があるように見えた時代です。

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(イラストはBing)

★自分たちが信じていた基準が、いまさら鵜吞みにしない方がよいといわれてもねえというのがあるでしょう。しかし、時代はやはり21世紀にはいって大きく変わりました。保護者の仕事がすでにライフシフト時代にはいっていて、産業構造が第1次、第2次、第3次以外に第4次産業としてクリエイティブクラスが登場してきたのです。

★GAFAMに象徴される仕事が世界を席巻しはじめました。それに乗れたり、自分でアントレプレナーしたりする世代が今の保護者の時代でもあります。グローバルな仕事で活躍する保護者ですよね。そのシェアはまだまだ少ないですが。

★そのような保護者は、必ずしも斎藤幸平さんやマルクス・ガブリエルのような社会像を描いてはいないでしょう。むしろ新しい封建制に備えてどうするかということを考えてもいるでしょう。

★いずれにしてお、AI社会です。この社会で、自分の子供が新しい社会を創っていくリーダーになるもよし、新しい社会に便乗できるもよし、とにかくサバイブできれば良いと考えるのが親です。

★私立学校が掲げる高邁な建学の精神をリスペクトしながら、一方でリアリストでもあります。人間はアンヴィバレンツなものなのです。ですから、いわゆる御三家レベルはねらいます。しかし、やはり偏差値という尺度に我が子が合わない時、戦略を変えます。才能マッチングテストを採用しようとするでしょう。それが新入試を実施している学校を選ぶということです。

★自分自身、プロジェクトをぶちあげ、資金調達もし、グローバルな時空を飛び回っていますから、機を見るに敏です。

★サッカーやピアノなどが好きな子の場合、はじめから新入試を実施している学校を選ぶというご家庭もあります。そこから東大に行けばよいし、海外大学でもよいと判断しています。

★新入試が求めている多様な才能が、クリエイティブクラスになるのに即戦力だということの意味を肌身で感じているあるいはそのような見通しを持てる保護者が多様な経験を通して新たにい生まれているわけです。しかも、新入試に合格して高校卒業するときに大きな成長している先輩たちの姿をみれば納得せざるを得ないでしょう。

★1990年代の中学受験の成功ロールモデルが、新しいロールモデルエフェクトに変えられつつあります。これからさらに広がっていくでしょう。もし広がらなければ、そのニーズにこたえてほしいという保護者にインターナショナルスクールやIB校が門戸をどんどん開いていくでしょう。

★こうして私立学校は、内生的成長と外圧的成長をしていかざるを得ない時代です。

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