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2024年10月12日 (土)

なんてったって工学院(4)あまりに贅沢な思考力セミナー 創造性と共感性にあふれる自然体のワークショップ

★説明会と同時開催の思考力セミナーだったので、途中から見学しました。10人以上の生徒が参加していました。みないわゆるフロー状態(没入)で、レゴで自分の興味・関心のある建物を創っているようでした。おそらくコンセプトをマップで生み出し、それを生かす建物を設計して、そこから組み立てていったと思います。イメージし、形をデザインし、表現しながら修正していく、互いにポストイットで伝え合い、それを基にブラッシュアップしていくというアート思考やデザイン思考が行われていたのだと思います。このプロセスは内なる魂が目覚めゆく時間。

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★レゴというと、一般にはMITメディアラボ流儀で行っていきます。しかし、今回のファシリテーター岡部先生はUCLA時代の社会学研究の中のエスノメソドロジー的コミュニケーション流儀でファシリテートしていきます。

★生徒中心主義というのは、実際には、教師側のアンコンシャスバイアスとしてある大人と子供という非対称的な力関係の先入観を払拭するところにポイントがあります。このことに気づくには、教頭の田中歩先生は心理学的アプローチで行いますが、岡部先生は社会学的なアプローチでいくわけです。

★田中歩先生も岡部先生も英語で授業を行います。でも、一般的な英語授業ではありません。もちろん学習指導要領的な英語の授業もしますが、お二人はそれ以上の英語の授業を行います。田中歩先生はIBL型授業だし、岡部先生は社会哲学的な授業もできてしまいます。

★日本ではこういう授業をする教師はレアケースですが、イギリスのAレベルでは、このような授業ができる先生がいるものです。さすがはケンブリッジインターナショナルスクールと連携していますね。

★岡部先生は、1990年代にすでにファシリテーターの認定も受けているはずです。外資系のIT会社でチームメンバーのメンターとしても頼られた知られざる人的資本力を有しています。

★広報室の中村さんがちょうど撮影にやってきたとき、岡部先生の授業はおもしろくて人気があるのですよと教えてくれました。さもありなん。そうそう、そんな静寂な歌を誰でだったか歌っていましたね。愛の歌だったと思います。

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