開成の教育の一端が見える「君はどう生きるか」
★AERA(2024/10/20/)の記事『開成中の課題本に鴻上尚史の本、採用なぜ? 「論破より対話の発想」校長と教諭が語る』がおもしろいですね。開成の教育の一端が見えます。
★中学生の夏の課題図書が、鴻上尚史さんの「君はどう生きるか(講談社 2024/6/12)」だったのですが、この図書を選定した国語科の先生が、自分も感想文なんかは、嫌いだからと、そこを課題にしていないところがまずおもしろかったですね。
★そして、校長先生は、論理的に論破する生徒が多いから、対話のファシリテーターの鴻上さんの話は魅力的だとか語っているのもおもしろいですね。というのも、開成の生徒にかかわらず、思春期は、自分の考えを通そうとする姿勢はあります。必ずしも論理的ではないですが。ただ、その時に、対話のファシリテーターになってほしいと教師がとらえるかどうかは実は意外とない。論理をただそうとはするでしょうが。
★同調圧力より、共感性に興味があるとか、そもそも物事や体制の枠組みを疑わないのは困るから、そこに気づいてほしいとか校長や先生が鴻上さんと語り合っているのも実におもしろい。
★根本的な問いに気づくことの重要さに気づいてほしいと課題図書が選定されたわけですね。
★それと当事者意識。共感することで、相手の状況を理解し、引き受ける勇気をもつことが当事者意識だと鴻上さんは考えているようです。
★すばらしいけれど、そう簡単ではない。しかし、そんなことを考え引き受ける本物のエリートが開成から輩出されれば、そしてその一つのきっかけになれたとしたら、鴻上さんはこの上なくうれしいと。それは本当に希望だと私も思います。
★そして、このニュースは、当然各中学受験塾に届くでしょうから、開成受験生以外の中学受験生にも鴻上さんの「君はどう生きるか」のメッセージがダイレクトに届く。そんな受験勉強いいじゃないですか!
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