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2024年10月22日 (火)

日経ビジネス 禅と哲学 駒沢学園女子の教育がグローバルなわけ

★日経ビジネス(2024年10月21日号)の特集を見て驚きました。「禅と哲学」なのですから。あのジョブズだけではなく、ツイッターの創業者ジャック・ドーシー氏も「わび・さび」のコンセプトをアイデアやデザインの発想の要にしていたというのです。また、あの京セラ稲盛和夫さんも在家得度していたということです。これらのことは意外と有名なお話のようです。

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★そして、今哲学者や僧侶なども経営アドバイザーとして世界のユニコーン企業に必要とされているというのですから、素晴らしいですね!ところがですよ、なぜこのことが日本では日常的に話題に上らないのか?それはそもそもユニコーン企業が日本には少ないので、そういう話題が入ってこないからということもあるでしょうが、実は違うと思います。

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(この時期のお茶菓子。駒沢学園女子のサイトから)

★それは駒沢学園女子を訪れるとわかります。茶道も坐禅も当たり前のようにあるからです。

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(同校サイトから)

★どういうことか?同校では、毎日のようにレナード・コーエンが禅と茶道を通して語っているような「わび・さび」という哲学をベースにグローバル探究を行っていて、わざわざ哲学者に依頼しなくても、自分で真実を見つめるトレーニングがなされているからです。

★この当たり前の教育が、世界に出ると極めて希少価値があるのです。

★それは日本の茶道具や浮世絵が、世界の高値で売買されていた時代(今もそうですが)のことを思い起こせば理解できるでしょう。

★駒沢学園女子の生徒は、実にウェルビーイングですね。このことをGAFAMのCEOが知ったら、自分たちの子弟の学び舎にするかもしれませんね。

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