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2024年9月26日 (木)

聖学院 の驚きのImmersion教育 世界の痛みを引き受ける

★山本周先生のSTEAM授業を見学しにいったとき、その合間に同じ時間で展開している高1のImmersionの授業も拝見しました。一瞬で、世界の痛みを引き受け真剣に世界を救うソリューションを議論し考えているということが了解できました。

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★オールイングリッシュの英語の授業なわけですが、模擬国連をロールモデルにした授業でした。現在のウクライナの状況を平和に導くために、各国に分かれて、それぞれの国ならどのようなソリューションを提示するのか仮説推理(abduction)をしながら議論を進めていきます。最終的にはプレゼン(もちろん英語で)もするということです。

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★ミニ模擬国連の手法ではありますが、そのベースには前回ご紹介したICEモデルが機能しています。徹底的にウクライナ現状や各国の現状を地政学的な多角的なアプローチでリサーチし、課題を見つけていきます。そしてその課題解決のために論理的につなぎ合わせるのですが、それは分析哲学者のトウールミンモデルが使われていることは明らかでした。仮説推理をするということはトウールミンモデルに内蔵されている三角ロジックが回転しているということですから。

★英語で、地政学的視点で、分析哲学的視点で、ディスカッションやダイアローグを回転させながら行われる授業が、インターナショナルスクールや欧米のIB校さながら行える教師と真剣なまなざしでその思考世界に没入する生徒。

★控えめに言っても驚きです。世界の未来は彼らの希望の手にあります。

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