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2024年9月 4日 (水)

2050年社会をユートピアにするかディストピアにするか(02)新しい私立中学選びの座標軸

★2050年社会がどうなっているか?地政学的リスク、気候変動リスク、ハラスメントリスクという3大ディストピア要因を切り抜ける社会像はすでに描かれている。そのことに気づいている学校とない学校がある。だから、気づきたいと思う受験生・保護者は次の座標を見て考えてみることも大いに参考になると思う。

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★各ポジションのアルファベットと数字は、思考コードの領域を表現している。そのポジショニングの学校のコア思考コード領域を示している。ただし、この思考コードの領域を実践する授業をしているとしても、それだけではこのポジショニングを得ることはできない。グローバル教育とSTEAM教育とPBL型探究が揃って、そのコア思考コード領域が実践されている教育環境デザインがなされている学校が、そのポジションに位置する。

★脱偏差値というのは、偏差値がいらないということではなく、偏差値以外に20世紀型教育から22世紀型教育へシフトする各次元を掛け算してみる必要があるよということである。

★開成のように上記の新学校選択座標で、B3C2のような学校もあるが、富士見丘や八雲学園のようにB2C2のポジションにいる学校がある。やはり人気校であるが、2050年社会では、思考コードのB軸は生成AIでどうにでもなっているので、開成と富士見丘と八雲学園は、偏差値ではなく、それぞれの教育環境デザインの特色によってえらばれることになるだろう。

★幸い、私立中高一貫校で、20世紀型教育次元にいる学校はもはやない。21世紀型教育に移行している。A2B2のポジションの学校の中に、B2C2のポジションにシフトしようとしている学校がある。さて、どうするかなのである。2025年中学入試は、こんなことを考えないで、21世紀型教育次元でとどまりつづけるかもしれない学校を選んだら、どうなるだろうか。。。

★もちろん、学校と個人は違う。今はまだB3C3のポジションの学校はないが、生徒個々人は、そこにいる才能児がいるものであるからだ。

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