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2024年9月18日 (水)

駒沢学園女子 永平寺参拝研修 世界精神をうたう

★土屋校長から駒沢学園女子の生徒が永平寺参拝研修に行ってきたエピソードを聞き感動しました。そもそも私立学校の建学の精神が生き生きと響いている感動的なシーンは、生徒一人一人が創立者の精神に触れるイベントです。たとえば、麻布学園の場合、創立者江原素六の墓参に沼津まででかけるイベントがあります。女子学院のようなキリスト教の学校の場合だと礼拝堂で聖書の言葉に触れ祈るイベントがそうでしょう。世田谷学園のような仏教の学校の場合は、坐禅堂で坐禅をするときのあの静寂な中の息吹に命の響きを感じます。それは同じ曹洞宗の駒沢学園女子も同様です。

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(写真は土屋校長から頂ました。)

★ところが、驚いたことに駒沢学園女子の生徒は永平寺に研修に行くというのです。海外から多くの外国人が訪れる名所でもありますが、観光旅行に行くのではありません。修行に行くというのです。

★永平寺の僧侶の皆さんが生活する一挙手一投足のすべてが修行です。当然坐禅もあります。素人がこんなことをいうと叱られるかもしれませんが、永平寺で暮らすということは完璧なエコシステムに身を投じるということです。食事も精進料理でしょう。食べた後の洗い物からトイレなどのすべての循環がエコシステムです。

★その中にゆだねることは身体が自然とつながる自覚が生まれてくるでしょう。自然に触れ精神は健全になり、地球及びその向こうの宇宙とつながっている経験を坐禅によってさらに強めるでしょう。

★わたしたちは能力主義の大競争社会で人間らしさを失っています。勝った負けた、悔しい羨ましい、どうせ自分はと妬み、恐ろしい言葉や気分が自分を包み、SNSではそんな恐ろしい雰囲気が臭気を放っています。

★そんな社会から自分を仲間を家族を社会を守る世界精神である仏教の宇宙観。

★どこにでもあるわではありません。だからそんな希少価値を求めてGAFAMの人々はZENやマインドフルネスに救いを求めているのが現状です。

★だから、写真にあるように、駒沢学園女子の生徒が「永平寺賛歌」を斉唱したとき、何が起きたのか?そこに自分がいたとしたらどうなると思いますか?想像してみてください。そうです。僧の方が涙を流して聞き入るのです。そして観光に訪れた外国人の皆さんも感動するのです。

★駒沢学園女子のそんな得難い希少価値に感動しない人はいないでしょう。

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