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2024年9月 5日 (木)

2025年中学入試 次の次元に進む私学(07) 国士舘と北豊島 プレゼン型入試

★人気が出ている国士舘と北豊島。建学の精神も違うし、共学校と女子校の違いもあります。それぞれ特徴をもった私学がそれぞれ人気があるということは極めて重要な学校選びの視点を受験生・保護者が持っているということを示唆しています。とはいえ、両校は、ある特別な点で共通しています。それは時代を超える教育を行っているということなのです。

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★近未来がAI社会になろうとその社会も超えて重要な人間の精神と技術があります。それを両校は有しているのです。国士舘は、吉田松陰の思いと行動力と若き人材の才能を開花させる教育力の継承学校です。

★北豊島は、遠くプラトン以前から欧米で継承されているリベラルアーツを学校全体に浸透させています。このリベラルアーツの発想や言動力ももまた時代を超えて本質的な人間の精神と技術です。

★この両校のアプローチは違っても、時代を超えてあり続ける本質的な人間の軸を形成する教育力に共感する受験生。保護者の存在は中学受験市場が健全であることの証でもあります。

★そして両校は、入試においても共通する点があります。それはプレゼン型入試を設定している設定です。海外の多くの大学で、口頭試問が行われますが、日本の大学も、このタイプの入試は増えていきます。生成AIの出現がそれを加速させるでしょう。

★ダイレクトに受験生の思いと活力と行動力がわかるからです。このような精神と技術の資質能力があれば、6年間通して大きく成長するのは実は火を見るより明らかなのです。それは学校の先生ならば、だれでもがわかっています。大企業の経営陣もわかっています。

★大量生産・大量消費・大量移動型の時代に有効だった大学入試のあり方は、もはや変わらざるを得ません。

参照)首都圏模試センターサイトの記事

 国士舘中学校 夢なき者に成功なし 精神的柔軟さと確固たる土台(1)

【北豊島中学校・高等学校】3つのプログラムが誕生!「社会で活躍できる女性の育成」

 

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