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2024年9月 9日 (月)

AI社会だからこそ精神の時代(03)駒沢学園女子 時空を超える美しくも凄まじい無限の価値を生み出す教育

★駒沢学園女子の校長土屋登美恵先生と桜美林の校長堂本陽子先生の対話に立ち会ったとき、私たちがふだんリスペクトしている建学の精神のさらにルーツの話が語られました。1985年くらいから興隆している中学受験ですが、そのマーケットがいかに大事なものを見落としてきたか猛省を迫られる衝撃的な時空を超えるパースペクティブが広がったのです。

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(写真はノイタキュード代表北岡氏撮影)

★駒沢学園女子の創立者山上曹源は、桜美林の創立者清水安三と同様、大正デモクラシーを共有体験しています。インドに渡り大いに学び、日本に学としての仏教を根付かせた学者の1人です。そしてイギリスの植民地政策との戦いの最中で学んできたのです。今でいうグローバル教育の上を行く超リアルなグローバルリスクをいかに解決するのか。凄まじい学びです。

★2027年大きく教育界が変貌をとげるとき、駒沢学園女子は100年の創立を迎えます。そのために、土屋校長のリーダーシップは美しも凄まじいわけですが、その山上曹源は、2000年をはるかに超える紀元前からの釈迦の価値観を今に伝えているわけです。

★そして、それを未来を描く目の前の生徒に引き継ごうと駒沢学園女子は日々美しくも凄まじい外から見ていてはわからない劇的なる生徒の日々の生きざまにいっしょに寄り添っているのが先生方なのです。

★この2000年を超える価値の無限さをさらりと土屋校長は語るのです。あまりに衝撃でした。

★人間が生成する価値はなんて無限の力を持っているのか!偏差値の価値や学歴の価値など塵のごときです。

★しかし、土屋校長は、価値に大きさはない。生徒1人ひとりが見出すその小さな価値に時空を超える無限の価値を感じる学び舎が駒沢学園女子なのだと。

★AI時代。どんなにAIが情報を集積してしても、この2000年を超え、さらに未来に続く無限の価値創造の人間の精神性を超えることはできるだろうか、できるはずがないと確信した瞬間でした。その無限の価値をシンプルな言葉と想いと思考と行動に変容する、もしかしたらこの永劫回帰というか輪廻というかそういう一人の生徒から生まれる無限の価値の循環。

★それが何十億という多様な日々との内側で循環回し、それがさらに融合していく大きな循環になっていく。そのイマジネーションはあまりに衝撃的で小さな自分をふっとばしました!ウェルビイングが訪れる瞬間とはこういうことなのかもしれません。

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