2027年東大が創設するCollege of Design(仮称)の文理融合的な実用的変革 中学入試に静かに影響
★今年2月に、東大は2027年秋に文理融合型の新教育課程「College of Design(仮称)」を創設する発表をしています。学士課程4年間、修士課程1年間の5年制で、秋入学。1学年100人程度。グローバル入試により、国内外から才能豊かな学生を獲得しようとしているということです。
★発表から約5カ月が過ぎ、だんだん見えてきたのが、2027年学習指導要領改訂に影響を与える伏線になっていること、高度人材を本格的に中高段階から養成する動きになることなどなどです。
★東大総長の藤井教授も、初等中等教育段階での、グローバル教育とSTEAM教育を強く要望しています。もっというなら、グローバルアントレプレナーシップということでしょう。もちろん、そのベースにはAI社会に対応するスタートアップの想いがあるのでしょう。
★基礎学力は当然必要ですが、それに加えてグローバルな実用的なスキル、STEAMに関する実用的スキルが求められています。それは大学に入ってからというのでは、この新しい文理融合型のシステムは受け付けないでしょう。
★これは、他の大学にも影響を与えます。おそらく総合型選抜の条件や中身が大きく変わります。
★今までのは、まだまだ発想や思想的な側面が濃かったのですが、もっとプラグマティックな総合型選抜になるでしょう。
★この動きに速く乗り出すのが、公立中高一貫校のようにまたまた公立です。モデルグループをつくってすぐに動く資金が教育委員会にはありますから。
★もちろん、私立学校はそれを見通していますから、それを上回るプラグマティックな動きをしますが、資金は潤沢ではありません。ところが、この東大の文理融合的な実用的変革は、受験勉強にあまりお金がからないのです。
★従来型の塾・予備校では対応できないので、学校が独自にまず開始しなくてはなりません。その準備ができている学校が、私立公立問わず、注目されるようになるでしょう。それは中学受験においても同じです。それはどこか?台風の影響が少し心配ですが、17日と18日、私立学校の合同悦明会が国際フォーラムであります。今日の15時で締め切りますが、ぜひ参加してリサーチしてみましょう。
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