伸びる学校 世界の経験をした教師同士が、授業の中で社会的自由を謳歌している
★教頭部会の朝食で同席だった先生と教務運営研究会の朝食で一緒の席についた先生の勤務校が偶然にも同じ学校でした。その学校もトータルで伸びている学校ですが、とにかく毎年驚くような企画が実践されている学校です。
(Bing作成)
★話していて、お二人の先生に共通しているのは、何らかの海外経験があって、個人的自由ではなく社会的自由を教育活動で謳歌している話をたくさん聞けたことです。それとその学校の校長自身が自由だし、ルーティンを外しながらおもしろいことを行うキャラクターであることが、自分たちに社会的自由を謳歌する支えになっているというのです。
★私の目には、戦略家でもあるように見えるけどと尋ねると、それはもう確かですと笑顔で。
★私が親しくしている先生方の学校も、同じように社会的自由を先生方は謳歌しているし、この夏も海外飛び回っていますね。もちろん生徒の海外研修プロジェクトにいっしょにいっているのですが、得るものは大きいと、帰国後お土産話は満載です。
★かつて、自由と言えば「麻布」が象徴的な学校でしたが、「自由」の意味も多様ですから、東京の私立学校はそれぞれの「自由」を教育活動の中で発揮するようになっているのでしょう。いやもともとそうだったのでしょう。
★パリオリンピックをみていて、世界経験とマインドやスキルを磨き上げる独自の創意工夫のトレーニング。「自由」の質と重さを感じないわけにはいきませんが、そのような意味での自由を発揮している学校はオリンピック選手のように伸びていくのでしょう。それに「自由」をめぐり、選手の中には、自分の国と葛藤しているシーンが報道される時も少なくありません。「自由」は選手が伸びるときにいかに必要か物語っています。
★そうそう、最初の学校の話に戻りますが、その学校の校長は、かつては大学合格実績を出すことにも懸命だったけれど、今では、合格の出し方はルーティンとして当たり前で、そのこだわりから解放されて生徒が自身の生き方を自由に豊かにしていけるような多様な環境を作っているのですよと学校説明会で語っていたのを思い出しました。随分前ですけれど、実際今ではそうなっています。戦略家で自由人で、どこか超越的なマインドの持ち主です。たしかに、その学校の建学の精神がよって立つ日本人は歴史的な超人でした。
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