デ・キリコ展 キリコの画風の変容 ポップアートや生成AIのイメージの先駆け?
★昨日東京都美術館で、「デ・キリコ展」の内覧会がありました。すでに4月から始まっているので、いまなぜ内覧会だろうと思いつつ、都合がつかなくなった東京私学教育研究所の所長の代理ということで、参加してみました。主催者などメンバーは以下の通りです。
主催 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、朝日新聞社
後援 イタリア大使館、J-WAVE
特別協賛 大和証券グループ 協賛 ダイキン工業、大和ハウス工業、竹中工務店、NISSHA
協力 ジョルジョ・エ・イーザ・デ・キリコ財団、メタモルフォジ財団、イタリア文化会館、日本航空、日本貨物航空、ルフトハンザ カーゴ AG、ITAエアウェイズ
★シュールレアリスムの巨匠ということくらいしか知識がない私でしたから、なぜか時間を間違えて少しはやくいったために、貸し切り状態で静かに観賞散策できました。そして、キリコは、ずっとシュールレアリスムの画風を維持していたのではなく、途中で「秩序に回帰」とかシュールレアリスムの画風「形而上絵画」と回帰した「古典絵画」を統合した「新形而上絵画」に到ったわかりやすいプロセス展示にフレームストーミングの極意はここにあるのだなと思いながら妙に感心しました。
★それにしても「謎」こそ重要だという説明(音声ガイド)や、ニーチェに影響を受けたとか、これは美術館のコンセプトなのか、朝日新聞社のコンセプトなのか聞きたかったですね。しかし、あまりに人が多く、誰が誰だかわからず、名刺交換もできず、それゆえ一人先に孤独にキリコと対峙できたのは、逆にラッキーだったかもしれません。
★キリコの描くマヌカン(マネキン)は、まさに理念をあえて削除してしまうポストモダンの予言であるし、そのマヌカンの姿に似た銀色の彫刻は、スターウォーズにでてくるロボットさながらです。それに生成AIで未来を描くと、キリコ的なデザインになってしもうのも、現代人の想像力にまで影響を与えているのかと。新しいものを生み出すことの難しさをまたまた思い知らされました。
★そうそう、キリコのモチーフの1つに考古学がでてくるのは「謎」だなあと。フーコの「知の考古学」とは違って、「謎の考古学」ということだろうか。まったく知識がないとやはり深堀ができないなあ。「秩序への回帰」は学びにおいてもやはり重要。もちろん、「新形而上絵画」のベクトルが学びにおいても最重要なんだけど。。。教科と探究の結合が求められているのは、思考のベクトル変容のルーチンなのかもしれない。
★そのあとの懇親会は、だれも知らなかったので、パスして帰途につきました。ネットワークをつくりませんでした。所長ごめんなさい。
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