富士見丘 高1 今年もグローバルワークショップ始まる
★富士見丘の中1から始まるグローバルエッセイ(「5×2」という自主探究)活動が、高1になるとグルーバルワークショップに能力が発揮され、高2になるとグローバルスタディーという海外でのフィールドワークをベースにしたグローバル探究に発展していきます。
★その高1のグローバルワークショップがいよいよ今月始まりました。このワークショップは、慶應義塾大学大学院メディア研究科大川研究室とのコラボ授業で、今年度でもう10年目を迎えたと言います。
★今年度は「LEGO」を使い、創造力やコミュニケーションを養う「STEAM」の一環として実施されるようです。初回は、慶應義塾大学大学院の学生20数名がファシリテータとなり、英語で授業が行われたというのですから、いつものこととはいえ、驚きですね。コースに関係なく、全員がグローバル探究に取り組むのが富士見丘の特徴であり、言語も英語をガンガン使用していきます。
★LEGOは、あのGAFAMのブレインストーミングやフレームストーミングのミーティングでも活用されています。MITメディアラボとレゴ社が開発したプログラムで、世界中で活用されています。
★ただし、どのフレーム内で活用されるかで、効果は異なってきます。まさに多様なクリエイティビティを生み出す優れたプログラムです。
★富士見丘はグローバル探究というフレームで活用しています。グローバルな舞台では、「言葉」は最高の媒介ツールです。自分の想いや考えを表現するには「言葉」をベースにします。
★しかし、「言葉」はなかなか厄介な代物で、信頼関係ができていないと同じ「A」という単語を使っていても、感じ方や考え方がズレてしまいます。しかし、「A]という言葉を使っているのだから同じ意味を共有しているのだと錯覚してしまう場合はあるあるです。
★一方LEGOは、自分の想いや考えを形にします。そのときはじめてあった人でももともと同僚であった者同士でも、同じ形でも見る人によって違うという前提から出発することができます。違いがあるのは当然なのだから、そこを互いに対話してズレを修正したり、互いの考えがなかな噛み合わない時は、レゴを作り直して、第3のものを共に創ろうという流れになります。
★まさにブレインストーミングやフレームストーミングのきっかけづくりには最適だし、富士見丘のようにグローバル探究を軸にしている場合、「言葉」の大胆にして繊細な機能を身体化するには、ぴったりのツールでしょう。
★このような理論的な背景をルビンの壺のように「地」に置いて、「図」は大いに楽しもうというプログラムは、大学と連携することによってさらりとできます。
★富士見丘は、学問と教育現場をプロデュースする教師がたくさんいます。最近はやりの高大連携の中でも筋金入りの本質的な連携です。これは大きな富士見丘の特徴であり優位性です。
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