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2024年6月26日 (水)

中村中学校が注目されているわけ

★清澄庭園と隣接しているすてきなキャンパス中村中学校(以降「中村」)の今年の中学入試の応募者総数は、953名(首都圏模試センター調べ)で、前年対比は147.5%、前々年対比は189.9%。大注目を浴びている私立女子校の1つです。その理由は、1人ひとりが飛躍的に伸びるという確信が受験生・保護者に共有されているからでしょう。

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★同校の教育資料集をいただき、中を開くと、上記のようなページがありました。この冊子は、学校説明会の時に受験生・保護者に配布されます。100人弱の生徒1人ひとりの入学時の偏差値と6年後の大学進路先の偏差値の伸び方を図のように表現しています。わかりやすいですね。

★中村は、アートや道の学びとボランティア精神がベースになり、それゆえ国際教育が伝統的に豊かだったわけです。それに今では「探究」とデータサイエンスをベースとした「理数系」のプログラムもしっかりしています。

★どこの女子校にも先駆けて、生徒中心主義を貫き通してきました。先生方の今でいうコーチング力やファシリテーション力は絶大です。しかし、早すぎた欧米型のエスタブリッシュ私立学校の中村の教育は、学歴社会受験指導が当たり前だと思われていたついこの間まで、なかなか理解されてきませんでした。しかし、パンデミック以降、世の中のものの見方や考え方が大きく変わりました。

★より現実的になりましたが、その現実をつくる方法は心の豊さありきの方法の模索です。ウェルビーイングのあり方の模索です。

★それは中学受験も同じでした。

★ようやく中村の教育が生徒にとって最も重要であると、ようやく世の中が気づいたのです。

★特に娘さんを持ったご家庭は、このハラスメントリスクの高い時代、まだまだジェンダーバイアスがはびこっている社会にあって、この現実を乗り越える精神力と技術力と教養とグロバールな視野を身につけられる中村の教育、そしてなんといっても生徒が楽しく好奇心に満たされ人を想う心が溢れている学園生活を享受できる中村は価値ある学び舎だと気づいたのだと思います。

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