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2024年6月16日 (日)

なぜ「英語・国語・算数」入試を推奨するのか。GLICC鈴木裕之代表。

★先週金曜日、<GLICC Weekly EDU 第176回「グローバル教育の第3の波ー言語の学び方」>で、GLICC代表鈴木裕之氏とGLICCの言語の学び方についてコンセプトについて対話しました。GLICCは、帰国生や英語をベースにした学びの方法で受験する生徒を応援しています。したがって、その応援の範囲も、中学受験も高校受験も国内外の大学受験もすべてにわたります。

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★もともとは、帰国生の大学受験から出発していますから、中学受験は英語入試が行われるようになってから開講しています。帰国生の大学入試は、C1レベルの英語力と小論文の指導が中心です。帰国生の多くは、IBやAレベル、あるいはそれに準じるカナダなどのハイレベルの教育を受けていますから。そのような帰国生は、対話型を望むので、なぜか口コミで少人数ですが、GLICCで学びます。東大、一橋、早稲田を中心に合格していくわけです。

★高校受験も帰国生が中心ですから、このようなGLICCの言語能力の学びをベースにすればよいだけです。

★一方中学受験生は、大学の帰国生が習得しているリベラルアーツ的な素養をまだ獲得していないので、そこから始めます。中学受験で「帰国生入試」と「英語・国語・算数」入試を推奨するのは、そういうわけなのです。

★帰国生入試を受験する生徒は、2通りあって、高い偏差値の学校を狙い、そこに合格して東大などの最難関の大学に入りたいという日本型大学進学タイプ。もう一つは、偏差値が高くなくてよいが、高偏差値の学校では学べないグローバル教育を行っていて、国内外のキャリア志向というグローバル大学進学タイプです。

★GLICCに通う生徒は、国内外に視野を広げているグローバル大学進学タイプの生徒です。

★ですから、中学受験の段階でも、すでにグローバル大学進学タイプの学びを行っていくことを推奨しているのです。そのようなキャリア教育を行っているあるいは実質的にそうなっている首都圏私立中高24校も鈴木さんとの対話の中でしました。今後は、このような学校に続いて海外大学実績を出していくと予想されるのは、和洋九段女子と駒沢学園女子、サレジアン国際グループだという話も加えています。

★さて、「英語・国語・算数」入試の準備のためにどんなふうにリベラルアーツを学ぶ教材を創っているのか?これはかなり企業秘密というか、おそらく中学受験でそんな深い学びをわかりやすく表現しているのかと驚かれるでしょう。学びは、やはり本質的なものです。公立の小学校で、そこまで行えないのですから、やらざるを得ないというのが、今の世界の中の日本の教育の現状です。

★「国語・算数・社会・理科」の中学入試の準備の学びにも実はそのような本質的な学びは塾によってはやっていますが、多くの場合、そんな小難しい話は保護者にはわからないから(実際には、保護者の方がよほど本質的なんですが)と、わかりやすさを前面にだしています。

★受験であろうが、一条校の学校であろうが、学びは本質的でなければ。そう思いませんか(微笑)?

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