私立中高の不易流行の位置づけ➋ 東京私学教育研究所の考え方をきっかけに
★よく私立学校は、伝統と革新の統合という考え方を提示します。それはイギリスのイートンも同様です。もともと私立学校は、イギリスのイートのような私立学校としてのパブリックスクールの影響を受けています。アメリカのプレップスクールもそうです。ですから、この場合の伝統を意味する「不易」の部分は、「普遍」と置き換えたほうが私立学校の系譜としては自然かもしれません。
★イートンのような私立学校は、近代国家誕生前夜から存在していますから、もしかしたら国家を超越した精神構造を持っている可能性があります。私学の建学の精神は、世界に目を向け国をどうするかという視点があったと思います。そして「流行」は、建学の精神が抽象的な普遍の表現になっているので、そこは時代を牽引していくときのイノベーションを取り入れ、普遍的具体を表現していくということなのでしょう。
★私立学校の場合、「不易流行」=「普遍的抽象×普遍的具体」といえるかもしれません。
★公立学校は、近代国家が制度上つくりあげた学校なので、あくまで国民を育成するためが理念になっていて、憲法が変われば、不易の部分も変わるでしょう。
★ただし、公立学校の教師は、クリティカルシンキングは民主主義国家の憲法上は保障されていますから、国の制度上、行政上の動きはモニタリングすることはできます。不易流行の精神構造の制度的な位置づけがそうなっているだけで、教師一人ひとりの精神の豊かさや深さに優劣は当然ありません。
★私立学校であれ、公立学校であれ、教師一人がひとりがどのようなマインドを発揮するかは、自由です。とはいえ、いろいろな制約の種類が私立と公立とでは違うので、その違う制約の中で、どのように創意工夫して教育出動をするかは、やはり教師一人ひとりの力量に任されます。
★それゆえ、東京私学教育研究所では、東京の私立学校の先生方と協力して教師のマインドとスキルを磨く研修を実施しているのだと思います。
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