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2024年6月 3日 (月)

イエール大学と音楽国際交流(1) 八雲学園内は音楽であふれている

★本日から八雲学園は、イエール大学の❝Whim'n Rhythm❞というアカペラグループ13名を迎え、国際音楽交流を開催。8時30分に生徒全員でウェルカムイベントを行い、その後けん玉やだるま落とし、書道、調理などまずは互いの心をオープンにするワークショップを行った後、コーラス部とグリー部(ミュージカル部)、吹奏楽部と音楽国際交流を行い、明日のパーシモンホールでの「Whim'n Rhythm コンサート」のリハーサルも兼ねました。

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★コーラス部では、ソプラノなどパーツごとに音合わせをしたあと見事なハーモニーを歌い上げました。

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★Whim'n Rhythmのメンバーは日本の美しい歌もコーラス部の生徒と歌い、同時に米国の歌合わせもしました。ぴったりと息があったのには驚きましたが、ここに来るまで1年間、メールなどでやりとりをして今日に臨んだのです。もちろん、明日が本番で、リハーサルは明日の午前中微調整していく予定です。

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★グリー部も互いに得意のな歌を歌い合い交流を行いながら、明日共に歌うミュージカルのリハをしました。やはりコーラス部と同じように一年を通じてやりとりをしてきたのでぴったり息が合っていました。考えてみれば、毎年行っているこのコンサートの伝統が引き継がれている重みを感じました。

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★そして、最後には吹奏楽部との交流です。美しい吹奏楽の音色にスタンディングオーベーションでイエール大学のメンバーは感動を表現していました。映画タイタニック号のテーマ曲の演奏では、中学生の見事なサックスのソロ演奏。感動の渦でした。明日は、アカペラがゆえに、吹奏楽部はコンサートには出場しないのが多少残念ですが、早朝のウェルカム演奏と本日最後の明日に向けてエールを贈ったのはさすが八雲学園の吹奏楽部です。イベントの華です!

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★もちろん、Whim'n Rhythmのメンバーも最後に応援歌を歌って、互いにエールを交わしました。その応援歌とはイエール大学とハーバード大学の歴史的なフットボールの大会の時に歌う応援歌だそうです。榑松先生が、全米1位のハーバード大学との有名なイエール大学との大会は、THE GAMEと呼ばれていると説明すると、イエール大学のメンバーが全員笑いながらもブーと抗議をしました。すぐに榑松先生は、それは日本人の思い込みで、本当はイエールが一番なんだと機転を利かすと、イエール大学のメンバー、もちろんそうだと大騒ぎでした。もちろん、すべてジョークで、そもそもイエール大学の学生は、そのようなランキングの信頼性や正当性、妥当性そのものをクリティカルシンキングしています。

★八雲学園の放課後は、このように音楽であふれているのですが、年に一回この時期に行われるイエール大学との音楽国際交流をするという一つの目標があるからでもあります。

★イエール大学はもちろん、米国名門大学アイビーリーグの1員です。基本はリベラルアーツです。大学院で本格的な専攻に進みますが、それまでは、リベラルアーツをベースに自分にあった専攻を探す研究をしていくのです。リベラルアーツは、言語と数学と天文と音楽が中心ですから、Whim'n Rhythmというグループもそのリベラルアーツの延長上の活動なのです。

★メンバーの専攻は、生命医工学、公衆衛生、英語と教育学、政治学、哲学と言語学、コンピュータサイエンスと心理学、演劇、パフォーマンス、機械工学、神経科学など多様です。

★ 卒業公演で世界中を回る音楽旅行の旅路の1つとして毎年八雲学園と交流しているのですが、歌を歌いにだけ来ているわけではないのです。メンバーは多言語主義です、八雲学園も最近多言語を使う生徒が増えました。今回も英語だけではなく、中国語も活用されていました。

★その対話の中から、八雲学園の生徒は、自分の生きる道に大きな影響を受けています。その刺激を楽しみに、英語や音楽に励んでいる生徒もたくさんいるのです。いずれにしても、八雲学園は文化活動が多種多様です。イエール大学同様、リベラルアーツの一環でもあると近藤理事長校長は語ります。

 

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