私立中高の不易流行の位置づけ❶ 東京私学教育研究所の考え方をきっかけに
★東京私学教育研究所の【研究所ブログ第25回 全国夏の初任者研修】で初任者研修で提示される内容が一部公開されています。その中に以下のような図があります。当然ですが、建学の精神から私立中高の教育は生まれ進化しているということがわかります。まさに「不易流行」なわけです。おもしろいのは、建学の精神はマインドであるはずなのに、建学の精神とは別にマインドが設定されています。
★これは、初任者のマインドを示しているというのがブログを読めば了解できます。建学の精神と初任者に限らずですが教師のマインドはその在り方や価値観は全く同じではありません。相互に尊重し、化学反応が起こり、良好なベクトルがたくさん生まれるという仕掛けになっているようです。
★組織によっては、組織の理念に自分のマインドを合わせる同調圧力的な事態もありますが、私立学校の場合は、不易流行という精神構造になっていますから建学の精神の不易の部分と出会った教師や生徒、保護者それぞれのマインドと信頼性のある適合的な化学反応が起こる対話システムによって不易が流行になっていくというエンジンが重要だということでしょう。
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