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2024年5月18日 (土)

八雲学園からリアル・グローバルリーダーが広まるわけ

★最近の八雲学園は、その柔らかさと気魄の合力が凄まじいと感じないわけにはいかないのです。教師も生徒も実にウェルカムの精神を大切にしているのですが、その一方で世界を見据えている目線の高さが形づくる凛とした姿勢の気魄は、空手部だけのものではないのです。

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★昨日開催された八雲バラザミーティングを見学(その様子は21世紀型教育機構のサイトにも掲載されています)に行きました。そのときに、八雲学園の榑松先生から少しお話をお聞きすることができました。榑松先生は、RSの名誉会員(世界でも数名しかいません)ですから、RSの国際会議に八雲学園の生徒たちといっしょに行って、多くの加盟校の先生方と対話をして、八雲学園にそのネットワークを強くつないでいきます。

★いっしょに行った生徒たちは、その後ろ姿見ていますから、オープンに自らRSの会員校の生徒たちと対話しネットワークを創る動きをするようです。深圳のグローバル会議で見た榑松先生の姿は、すさまじかったようです。

★おそらく、今回彼らがRS運営委員会を結成し、八雲バラザ会議を再生したのは、その姿がロールモデルだったのかもしれません。

★それは、どんな様子だったかというと、RSの最も大事にしているバラザの機能をもっと活発にして欲しいと提案したことだそうです。榑松先生は、「これは今回に始まったことではないのです。世界的に、リベラル資本主義が少し分断気味で、自由な発言というより権威主義的な構えを作る方向性が少し強くでている傾向があります。バラザは、本来このような風潮を打破するために、IDEALS(Internationalism,Democracy,Environmentalism,Adventure,Leadership,Service)という理念を掲げ、それを各加盟校が実践しようというコミュニティです。ですから、私が感じたことをオープンに言えるわけです。そうするとやはり一緒に来ていた他の学校の先生も同感だと主張し、一気呵成にバラザ活性化の動きが生まれ、最終的に国際会議は目的を十分に果たすことができたのです」と。

★IDEALSという理念を貫徹するためには、反論もお互いにリスペクトすると同時に、であるならばどうするのかすぐに動くという言葉と行いの両立が重要だというのです。

★その加盟校の先生方の姿を見たし、そのリーダーシップを榑松先生がとったのを見たわけです。八雲学園の生徒は、自分たちがバラザミーティングを主催し、IDEALSを学内外に広めていきたいと思い行動に出たのでしょう。

★八雲学園で、RSのIDEALSについて熱く語るのは、副校長の菅原先生です。今回も、こうやってリアル・グローバルリーダーがたくさん育っていくように私たちも尽力するのだともの凄い気概を体中から放っていました。

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