成立学園 新たな海外大学進学教育 国際クラスなど設置せずに
★昨日、成立学園の宇田川先生から驚くべき新ビジョンをお聞きしました。来年100周年を迎えるにあたり、新たなる不易流行型の土台のしっかりした教育システムが完成しています。今回のGLICC Weekly EDU 第173回「成立学園の新ビジョン」では、まず1時間しっかり宇田川先生の講演をお聞きして、そのあと対話をするというスタイルの番組になりました。
★そのシステムは複雑ですが合理的にシンプルに有機体になっているのが見事です。その中で、特におもしろいのは、高校のコースを完全に総合型選抜で進路を考えるコースと一般選抜で進路を考えるコースとを分けているということです。
★これを可能にしているのは、探究型の学びと個別最適化の自習体制や先輩がメンターになって指導する「れいわ汎愛塾」が整備されているからできるわけです。
★そしてIELTS認定校でもあるので、その探究や総合型選抜で進路を切り拓くシステムとそのIELTSが結びつくことによって、今年海外大学も23校合格できるようになっているのです。
★THEランキングで、日本の大学は、世界大学ランキング200位以内には、3大学しかランク入りしていません。にもかかわらず、その3大学ですら同日日受験なので、国立大学であれば1大学しか選択できません。ところが、世界に視野を広げれば、同レベルの研究ができる大学の選択肢が広がります。
★もはや、開成であれ成立であれ、海外大学という基準で見れば、進路実績の差はなくなるでしょう。
★ところが、日本の教育は、日本という閉じられた箱の中で序列をつくり、そこで椅子取りゲームを行わせて、ストレス疲労を生み出し、自己肯定感あるものが消耗しているわけです。前提が生徒にとっての学問の自由を制約しているわけですから、日本社会が低迷するのは当然です。
★今後成立学園のような学校がどんどん現れてきます。BOX学歴社会を解放する時がやってきたのです。
| 固定リンク
「中学入試」カテゴリの記事
- 八雲学園をカリフォルニアから考える(6)中学選びの考え方・価値観を変える(2024.12.12)
- 八雲学園をカリフォルニアから考える(5)UCサンタバーバラで学ぶ八雲生(2024.12.12)
- 工学院(2) 田中教頭インタビュー第2弾 オープンマインドの世界に通じる意味(2024.12.12)
- 2025年中学入試動向(33)聖学院 STEAM教育 成果着々(2024.12.11)
- 八雲学園をカリフォルニアから考える(4)ケイトスクールとの類似点いくつも(2024.12.11)
最近のコメント