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2024年5月 8日 (水)

かえつ有明のwell-being

★本日かえつ有明を訪れました。佐野先生に新校舎<BLOOM>を案内してもらいながら、「ユニット制の共有会」を見学させて頂きました。その共有会には、40人くらいのサイエンス科とプロジェクト科の授業を担当している先生方が集まり、それぞれ共通のテーマについてシェアしていく会議です。

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★たとえば関係性のスキルをテーマに実施した授業において、生徒がどのように反応し、試行錯誤し、感じたかなどプレゼンしていきます。今日は、中学で行っているサイエンス科の授業のプレゼン。プロジェクト科の授業を行っている高校を担当している先生方はよく耳を傾け、状況をイメージしたり受け入れたりしながら、質問したりフィードバックしたり。

★対話の雰囲気は、次の授業につながるデザインを創発している感じでした。

★関係性のスキルをテーマに、システム思考の氷山モデルやループといったツールを生徒と共有しながら展開していった生徒の学びのプロセスを多様な視点から語り合っています。それぞれのツールは、生徒が本質的なものに気づいたり気づけなかったりという反応を生み出します。

★その具体的状況を先生方が共有しながら対話することによって、生徒1人ひとりの現状においてどのようなツールやことばが心に勢いを生んでいくのか洞察する静かな情熱が生まれていました。

★そして、なんといってもよい笑顔。写真の佐野先生と金井先生の至福の笑顔は、かえつ有明の生徒も教師も対話をベースにしている時空が広がっているからでしょう。この笑顔は学内の教師と生徒全員が共有しています。これをwell-beingと言わずして何というのでしょう。

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