進化する東京私立中高一貫校(03)豊島岡女子と八雲
★豊島岡女子は黒山の人だかり。女子教育がゆえに、本来的なエリート教育が行き届いています。世の中を善くする人格が育ったうえで、東大を含む難関大学に進み、医学部に進みと。そんな中、来春「算数・英語資格入試」を新設。文理融合の時代の象徴的な新入試。今の中高生は≪Z世代≫と≪α世代≫。理系志向だし、One Earth感覚。とはいえ、リベラル資本主義は、分断されつつある地政学リスクあり、地球規模の気候変動リスクあり、先行き不安でメンタルリスクなどが強い世代。強い意志とビジョンとそれを実現する未来永劫に使えるテクノロジーを身につけ、何よりOne Earthに貢献できる全球的資本力が必要。豊島岡女子に娘をもつ家庭が期待をするのは当然か。
★豊島岡女子の3タイプ私学進化座標軸でいえば、第Ⅱ象限に位置しますが、一方で第Ⅰ象限に位置する八雲学園も人気。用意したパンフレットはすべてなくなってしまったほど。八雲学園は、もともと英語入試は実施していましたが、やはり2025年入試から「英語資格利用」をすべての2科・4科入試に導入する予定。
★同校は、もともとは小学校で英語を学んでいないのだから、中学入試の段階で英語力を問うことはしてこなかったのですが、高学年で英語が教科として導入されたことから、英語入試を実施。今春共学1期生が卒業して、海外大学に20名以上合格したこともあり、「英語資格利用」を入試に導入したのでしょう。
★ラウンドスクエアという世界のZ世代のリーダーが集結する世界の私立学校同盟の一員として、八雲学園の教育では英語という言語能力は欠かせないということもあります。
★エリート教育を実施する豊島岡女子も、プログレッシブ教育を実施する八雲学園も、4教科知識・理解という限定的能力(=認知能力)を測る偏差値だけで、学校の教育を選択するのではなく、もっと多様なグローバル×探究の教育内容のあり方も調べて欲しいというメッセージを発していたことは共通していました。
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