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2024年5月 6日 (月)

成長する組織の「対話学」➂COD(好奇心・開放的精神・疑問)

★誰もがナチュラルリーダーでありフォロワーシップを発揮する組織。そこには5Tが循環していると前回書きました。5TのうちのTalentについて、それが生まれるにはどういう状況が設定されているかということについて今回触れましょう。

Cod

★それは、好奇心、開放的精神、疑問(COD:Curiosity,Open mindedness,Doubt)を抱ける環境設定。いずれにしても、対話学は、こうすべきだというルールは実はない。環境設定による雰囲気を生み出すことができるかということなのです。

★開放的精神になれば、おのずと好奇心は湧いてくるし、あれ?これはなんだろう?という気持ちも生まれてきます。

★あれ?なんだろう?という気持ちが生まれてくるということは、好奇心が旺盛になっていることだし、その灯が消えないというのは、そこにはオープンな人間関係があるからでしょう。その疑問が自問自答であれ、他者との間のことであれ、疑問は関係性の信頼があるからです。信頼。そうここで5Tがでてきますね。

★5TにしてもCODにしても、成長する組織の雰囲気を違う角度から見ている視点にすぎず、その視点をどのように身につけるか?そういう環境があるからとしかいいようがないのです。

★ただ、大事なことは、5TもCODも互いに関係しているということであり、一つの視点からはいったとき、他の視点も探り当てる学びの積み重ねが、成長する自己、成長するお互い、成長する組織を持続可能にします。

★探究とは、そういう自己や仲間や組織を生み出すことが目的かもしれません。たしかにオブジェクトは必要です。何かを創るという媒介を通して、成長する自己、仲間、組織が生まれてきます。それを持続していくためにオブジェクトを変更していくというのが連綿と続く歴史なのかもしれません。

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