« 湘南白百合 学びのニューコモンズの拠点(2)これほど教育活動が有機的につながっていることが言語化されているとは! | トップページ | 経験の連続の原理~有機的関連(1)経験の理論=経験を科学する »

2024年5月27日 (月)

湘南白百合 学びのニューコモンズの拠点(3)授業も探究も多様な教育活動も有機的に結合をするギミック 教科横断から有機的結合へ

★当日同席していた中学受験業界の重鎮N氏に「変化し続ける私学を感じ、襟を正す」と言わしめた湘南白百合。私も同感です。それはなぜか、私は、やはりあらゆる教育活動が有機的に結合し、その結合子が新たな結合子と結びついていくため、その都度化学反応が起こり、有機的結合体全体がパワフルになっていくからだと感じています。

Img_6947

★たとえば、水尾先生は

①学びの実践の場としての学校行事=主体性,リーダーシップ,コミュニケーション能力,創造力,共感的,粘り強さ

②確かな学力を育む学習サイクル=少人数制で状況把握,小テスト,個別指導,理解,次の授業

➂演習と問題解決型授業で展開する数学の学び=問題演習で数学的な知識定着,ひとりで・仲間と考え確かな理解につなげる

④探究的な学び=問題解決力,協働する力,意思決定スキル,批判的思考,創造的思考,コミュニケーション力,ITリテラシー,計画する力,やりぬく力

➄答えのない問いに、自分なりの答えを=身近な課題を発見し、考える,平和について 調査方法,環境問題 課題設定 調査,論文を書く

⑥環境論文=課題設定,情報収集,整理・分析,まとめ・表現

⑦高大連携=探究的な学びの論文を書くサイクルに適用

★この7つの基本的な学びのサイクル(関数)をつなげているのが「プランニング手帳」を介して生徒と教師が対話する日々です。

★湘南白百合の国内外及び高大連携による大学並みの学びのベースには、以上の7つの有機的結合があり、循環しているのです。まるで化学記号のシクロペンタンやベンゼンのような環境構造が幾重にも結合しているかのような教育環境デザインがなされているのです。

★このことについては、「授業と探究と教育活動の有機的結合」と称して、今年の夏の福島の中高協会の研修でご紹介したいと思います。「教科横断から教育の有機的結合へ」という教育の質の高い学びを構築してきた学校にとっては当たり前だけれど、湘南白百合のように言語化はしてこなかったなおです。すてきな発見だと私は思います。水尾先生!ありがとうございます。

|

« 湘南白百合 学びのニューコモンズの拠点(2)これほど教育活動が有機的につながっていることが言語化されているとは! | トップページ | 経験の連続の原理~有機的関連(1)経験の理論=経験を科学する »

創造的才能」カテゴリの記事

中学入試」カテゴリの記事

大学入試」カテゴリの記事

創造的対話」カテゴリの記事

創造的破壊」カテゴリの記事

教育イノベーション」カテゴリの記事

PBL」カテゴリの記事