多摩大目黒 教科授業と探究の画期的な接点 コンピテンシーベース
★新学習指導要領において、教科の授業と探究を切り離すか統合するか、そのグラデーションがここのところ議論になっています。
①コンテンツでつなぐ
②教科横断的につなぐ
③学びのプロセスを共有する
★だいたい①のコンテンツでつなぐというカリキュラムマネジメントが一般的ですが、このジグゾーパズルはななかなか難しいわけです。②はそもそも教科横断とは何かで躓くわけです。③は実際的のように見えるのですが、圧倒的に単元をこなす時間が足りなくなるというわけです。
★しかし、多摩大目黒の今回の発表は、コンピテンシーに注目して教科の授業と探究を統合するという画期的なものです。
★探究を通して、生徒たちの伸ばしたいコンピテンシーを見出します。たとえば、創造性というコンピテンシーを伸ばそうという結論になったら、社会や国語、英語などの授業を通して、そのコンピテンシーを伸ばす仕掛けを創意工夫するわけです。
★これだと、単元の学習を果たしながらその背景で同時並行的にコンピテンシーを伸ばす仕掛けを創意工夫することができるわけです。授業の背景にコンピテンシーベースの仕掛けが組み込まれるわけですから、授業の密度が濃厚になる、つまりクオリティがアップします。画期的な取り組みです。
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