学校選び 日常の非日常を発信している学校 サイトで授業の内容を発信
★私立学校の選び方で大事な盲点が2つあります。その1つはサイトや情報誌で「授業」に関しての発信が少ないということです。もう1つは、入試問題の内容について、分野や問題形式だけではなく、どのような問いがどのような生徒の才能を見出そうとしているのか発信している学校も少ないということです。
(聖学院の国語の授業)
★なぜか?それは企業秘密ということもあるでしょう。一方で、日常的過ぎて広報の素材としては受験生の保護者は関心を示さないと誤解しているからでしょう。
★しかし、保護者にしてみれば、日常の授業が面白いのか楽しいのかそれでいて効果的なのかについて、興味と関心がないはずはないのです。保護者には難しすぎてわからないのでは?もし本当にそう思っているとしたら、とんでもないハラスメントです。
★保護者のほうがむしろ手厳しいかもしれませんよ。
★ともあれ、たしかに学園生活で生徒が最も時間を費やすのは、授業なのです。その授業がおもしろくなくてどうなのでしょう。好奇心が旺盛になり、自由闊達に意見を言い合い、問い合う授業。互いに得点をではなく、広い視野深い思考、人間的な大きさを感じあえるのは、日々の授業でこそなのです。授業は、日常の非日常というパラドクスだからサプライズを生み出すのでしょう。
★その結果ちゃんと大学合格実績も出ているという実感を保護者が抱ける学校がすてきですよね。
★そして、その授業と進路実績につながる最初の入り口は、入試問題なのです。となれば、入試問題にどんなメッセージが込められているか、とても大切です。
★その時に、どんな分野が出るとかという細部や時代の精神という入試問題にかかわらず大切なことを振り回すのではなく、子供にとって何を求めているのか、コンセプトを明快に語っているかはポイントです。
★それができている学校の例はといえば、聖学院と成立と湘南白百合とカリタスがすぐに思い浮かびます。まだまだあると思います。今後探していきたいと思います。
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