多摩大目黒 探究とコンピテンシーの結合 生徒と教師の成長の合力が作る魅力的教育
★昨日4月29日(祝)、多摩大学目黒中学校・高等学校で、教育実践発表会がありました。題目は<「探究型学習の教育効果の最大化に向けた教員研修~教員の資質・能力が探究指導に与える可能性の考察>。連休中にもかかわらず、多くの私学の教員が参加しました。
★探究のやり方というより、探究を通して生徒も教師もどのようなコンピテンシーが立ち上がり、それが成長するか、経年変化まで測定するツールを活用していました。ルーブリックは、生徒や教師が自らのコンピテンシーの変化を認識してから、コンピテンシーやスキルをどのように成長させるかのビジョンを立てて作成していきます。
★学年団が協働して、外部団体や保護者ともリンクしながらその輪が広がりながら展開していったのですから、それだけで成長や達成感があったはずですが、そこは科学的に測定しようということだそうです。
★科学的検証によって、共通言語が生徒と教師と学年団の間に生まれ、かつ外部ともリンクできる言語化もでき、生徒も教師も才能の熱量をかなり高めているというのが伝わってきました。
★探究とコンピテンシーの結合という斬新なコンセプトの共有からはじめたわけですから、つまり議論しながらコンセプトレンズを磨いていったわけですから、先生方の発表は情熱的でした。しかもフラットでオープンな感じがあったので、こうでなくては、このような斬新なアイデアを行う合意形成はできないなあと感じ入りました。
★5月には、この研究発表に到る、データエビデンスつきの紀要ができます。今回はそのデータは一部だけ報告されたので、全貌が見られるのを楽しみにしています。
★発表終了後、短い時間でしたが、3校の先生方とリフレクションができました。大いに刺激を受け、どうしたらこのような成長する組織にしていけるのかモヤモヤリフレクソロジーとなったのです。
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