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2024年4月 4日 (木)

水都国際 新校長に太田晃介先生就任 巨大なPBLを準備から始めて実現!

大阪府立水都国際中学校・高等学校の新校長に太田晃介先生が就任しました。太田先生とは2014年ころに出会いました。PBLと思考コード、Growth Mindset、GRITなどについて語り合いながら問い合いながら研修を共に企画運営し学びました。2017年の夏だったか、太田先生は全くあたらしい公設民営でIB校である中高一貫校の立ち上げ準備室に招かれているという話を聞きました。多くの方々に相談した中に私もいたのは嬉しかったですね。あのバトミントン大会の会場のロビーで話し合ったのを鮮明に記憶しています。もちろん私は応援するよと。

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★準備室に入り、学校説明会も開始されたとき、私も参加させていただきました。レゴを活用しながら、受験生の発想の自由を開発している説明会。会場が一転して思考力セミナー会場になったのは感動しました。

★そんなアクロバティックな自由人ですが、公設民営です。公のルールがあります。今ではすっかりネクタイ姿が決まっていますが、かつてはGAFAMのコスチュームのりでしたから、多少は心配しましたが、そこは臨機応変に柔軟に対応されていました。

★立ち上げがたいへんなのは、一般の私学を立ち上げるのとは格段に違いました。制度的なものもそうですが、IBを日本の教育に接続するカリキュラム・マネジメントではなくカリキュラム・プロデュースをしなければならなかったからです。大胆に細心の注意をはらってGRIT精神でやり切りました。さすがです。

★バトミントンも続け心身のセルフマネジメントもしていました。それと、IBは日本語版ではないので、英語もマスターしています。今回の校長挨拶は英語版もあるのは、太田先生自身によるものでしょう。当時は同校の会議は英語が公用語になっていましたから。外国人スタッフの方が多かったのでしょう。

★大阪という文化は新しいだけではすぐには乗らないので、相当苦労したと思います。

★太田先生自身、IBティーチャーです。生物とTOKのファシリテーターです。おそらく今後IB機構でも活躍していくでしょう。何せ英語が堪能ですから!

★新しい年度が始まる時に、同校では辞令式があり、そのあと研修になったのでしょう。さっそくビジョンと目標共有のため、また先生方のクリエイティビティーの化学反応を生み出すためにレゴを活用したようです。かつてGrowth Mindset Schoolを創ろうと盛り上がっていたのを思い出します。そして、いまここに、それはあります。同校のサイトにその様子がレポートされています。

★私が開智国際大学の客員教授をやっていたとき、IBについて未来の教師である学生と学ぶ講座をもっていたので、IBの新しいプログラムについて、太田先生にご教示ただいたのも記憶に新しいです。

★それに私が聖パウロ学園の校長をやって2年目、おそらくパウロの組織の成長のための内生的技術進化の準備ができたので、校長はやめると心に決めていた時、だったらとわざわざ寄っていただきました。本間さんの校長の学園みておかないとと。広大な森や馬をお見せし、プレゼンしている授業も見てもらい、フィードバックもしてもらいました。そして、グローバル教育部のミーティングにも参加してもらい、やはりアドバイスももらいました。そのとき参加していたパウロのメンバーには、私が辞める時、校長、教頭、主幹になってくれたメンバーがいました。

★「心の勢い」は共鳴し合います。結局は、見学ではなく、ファシリテーターとして活躍していただいたのです。

★また、私がナビゲーターででているYotube番組❝GLICC Weekly EDU❞にも度々ご登壇いただきました。

★このように大変影響を受けている私です。太田先生が準備段階からアクロバティックにかつ緻密に創り上げた偉業=a giant PBLが認められ校長に就任されたことは実に幸せです。

★同時に、太田先生自身、the giant PBLではなくa giant PBLと言っています。、まだ❝a❞なのです。第2弾、第3弾の❝giant PBLs❞があるということなのですね。時代を動かす人的資本力のロールモデル。楽しみです!

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