富士見丘学園 副校長に明海大学教授吉田成利先生が就任 学問とグローバル探究の螺旋教育ますます
★2024年4月1日、富士見丘学園の副校長に明海大学教授吉田成利先生が就任しました。これまで吉田成利先生は、理事長補佐・校長補佐として、富士見丘のグローバル探究のプログラムのアドバイス、いやプロデュースを行ってきました。ロンドン大学King’s Collegeの指定校推薦枠を取得したり、イギリスの姉妹校のコーディネート、米国やオーストラリアの海外研修などのコーディネート、模擬国連部のサポート、なんといっても、マレーシアやハワイ、グアム、シンガポール、台湾などの現地の自治体や学校と連携してグローバル探究を進化させてきたわけです。
(写真は、吉田成利先生のfacebookから)
★もちろん、同校の先生方とチーム富士見丘を生み出して進めてきました。組織マネジメントにおけるリーダーとしては、英米で学んだ法学博士として戦略とコモンセンスを両立させていて、筋金入りです。富士見丘の近年の人気と成果が右肩上がりに、吉田先生のリーダーシップは寄与していることは間違いないでしょう。
★吉田先生のプロフィールは明海大学のサイトによると、次のように記載されています。
学位
博士(法学)2015年10月 ロンドン大学キングス・カレッジ
修士(法学)2016年6月 シカゴ大学
修士(法学)2010年12月 ロンドン大学キングス・カレッジ
修士(法学)2007年3月 慶應義塾大学
学士(法学)2005年3月 慶應義塾大学
主な業績又は職務実績等
The case for abolishing jury trial in the English legal system (2015年、博士論文)
Jury Duty(2014年、King's Law Journal)
Comparison of the Status of the Monarch's Speech in Parliament between the UK and Japan (2012年、King's Student Law Review) Punishiment, Participatory, Democracy, and the jury (同)
Editor-In- Chief, King's Student Law Review (2013-14年)
★そして、海外大学のご自身の広い学問知ネットワークを同校のグローバル探究と結びつけ、一般にはあり得ない教育の化学反応を生み出しています。
★グローバル教育はどこの私立学校でも広まっています。しかし、校長及び副校長の両者ともが英語が堪能である学校は極めて珍しいでしょう。このことの重要性は、今の受験業界ではもはや容易に想像できるでしょう。
★通訳をつけずに、海外と交渉できるのです。海外からのお客様を生徒と一緒に英語で会話しながらおもてなしができるのです。そして、そのときに、教育理念「忠恕」に象徴されているように、大いに日本文化について共有できるのです。海外の教育パッケージをそのまま受け入れるのではなく、海外と日本の教育の交流ができる基盤が同校には作られているのです。
★「忠恕」を胸に、グローバルな視野のみならず、学問知まで有している副校長の誕生が富士見丘の外生的技術進歩と内生的技術進歩の統合を進めるでしょう。人気や成果の指数関数的な発展もとまりません。
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