« 香蘭女学校 鈴木弘校長 日本の学校はまだ始まったばかり、不易流行のダイナミズムはいよいよこれから | トップページ | 学校選び 成長する組織と成長しない組織 »

2024年4月15日 (月)

教師の在り方 多様なあり方を生み出す共通するエネルギー

★「シリーズ 学びとビーイング 4.学び続ける教師のあり方(Being)とは? 」(りょうゆう出版 2024/4/17)がいよいよもうすぐ世に出ます。一足先に本をいただき、少し目を通し始めました。32人の教師を中心とする教育関係者が「学び続ける教師の在り方(Being)」について語っています。

71lfg5ewljl_sy466_

★どの論考も、自分自身がどのように変容したか、学び続けたかなどその体験を深く内省し、様々な壁を友人、同僚、先輩教師、何より生徒と共に乗り越えてきた教師物語が描かれています。ノンフィクションである物語だけに、リアリティと切迫感と同時にポジティブなビジョンが織りなされ、まるで短編小説を読んでいるかのようです。事実は小説より奇なりです。

★どの物語も、self-beingではなく、多くの人のかかわりの中で開かれてきたアイデンティティというinter-beingが語られ、客観と主観、絶対と相対などの分断が包摂されている発想を学校現場中で学内外のかかわりの中で砕いている様子に、希望を感じました。

★中には、そのかかわりが世界にかかわっている方もいて、グローバル教育だとか、とかく技術的な側面がアピールされる昨今の流れを、本質を深めていくという角度で新しい変化の流れに転換させていく兆しが見え隠れしています。

★32人のプロジェクトが大きな流れを生み出すビッグ・プロジェクト。それを編集者の5人の先生である河口竜行先生、木村剛先生、法貴孝哲先生、皆川雅樹先生、米元洋次先生と合同会社りょうゆう出版代表社員の安修平さんが仕掛けているわけです。

★実際にお手に取ってお読みいただくと「新しい教師像」が目の前に浮かんでくると思います。

|

« 香蘭女学校 鈴木弘校長 日本の学校はまだ始まったばかり、不易流行のダイナミズムはいよいよこれから | トップページ | 学校選び 成長する組織と成長しない組織 »

教師」カテゴリの記事