22世紀型教育準備へ(30)ICU高校 すでに未来の学校 対話の質とそのシステム 日本の教育の時代先取り
★朝日新聞(2024年2月16日)の記事<ICU高校⑤「違和感と居心地の悪さ大切に」中嶌裕一校長に聞く>は保存版です。なぜか?一つは、中嶌校長の人となりが発する言葉がシンプルで柔らかくそれでいて真実を射抜いているからです。もう一つは、在校生の帰国生と一般生の割合が黄金比だということです。
(自然豊かなキャンパス:写真は同校サイトから)
★たとえば、中嶌校長はこう語っています。「興味や関心に合わせてぱっと生徒が集まり、一区切りがつくと、また散らばっていく。『みんなでいるのも楽しいが、一人でいるのも平気』と感じられる学校でありたいと思っています。どんなに仲良くしていても、完全に他者を理解しきることはできない。生徒には、友達と分かり合う喜びと共に、そういう深い人間理解も持ってもらいたいと願っています」と。
★ものの見方や考え方、感じ方が、アンビバレントだったりパラドキシカルだったりジレンマだったりという状況を解決することが目的ではなく、それを認識したり受け入れたりする平衡感覚がICUの生徒の特長です。もちろん。解決しなければならない社会課題もいっぱいありますが、その課題について静かに対話する過程の持続可能性が解決だったりすることもあるのです。
★わたしたち日本人は、すぐになんでも解決したくなりますね。同調圧力に慣れすぎているし、臭いものには蓋をする的な慣習があります。
★オープンにしたままクラッシュしない程度に維持し続けるタフなプロセスが有効な時もあります。
★帰国生と一般生の割合が、2:1という黄金比。これは2050年までに多くの学校が教育インバウンドを行わざるを得なくなりますから、この点でもICUはロールモデルです。
★どこの学校でも教育インバウンドを行えば、黄金比として輝くかというとそうではありません。そうなるにはものすごい苦労があったと思います。ダイバーシティとは、ともすれば神々の闘争になるわけですから、創造的マネジメントが必要になります。
★たんなんる関係調整マネジメントはうまくいきません。気持ちと気持ちの平衡状態はとても難しいのは周知の事実です。
★そのダイバーシティのすさまじい面を互いにケアし切磋琢磨するコミュニティに好転させているICUに大いに学ぶ時が来るでしょう。
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