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2024年3月 4日 (月)

GLICCの教育 シンプルにグローバル思考力を育成 幼児絵画工作クラスも開講

GLICCというシンプルにグローバル思考力を育成して実績を上げている学び舎があります。日本の高校資格は取得できませんが、Aレベルの学びができたり、カナダのBC州の高校卒業資格を取ることもできてしまいます。桜新町教室と広尾教室とロンドン教室で行っていて、スタッフは外国人講師です。代表は、盟友鈴木裕之さんで、彼自身英語が堪能で、中学受験においては、帰国生のための学びと国内生向けには「英語×国語×算数」をベースの学びのカリキュラムプロデュースをしています。高校受験は、帰国生入試をベースに指導、大学受験も帰国生入試、総合型選抜をベースに指導しています。要は英語のエッセイライティングやインタラクションなど5技能を学べます。それから大学受験では小論文と口頭試問、自己推薦文編集など学べます。いずれもダイアローグとかディスカッションがベースです。

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★小学校5年生からは英語が軸になりますが、小3・小4は、イマジネーションやクリエイティビティを言語の中で養う学びが英語と日本語でもベースになります。

★しかし、中高大の探究活動やPBLでは、表現はもっとアーティスティックになります。図のデザインも重要になってきます。言葉というレトリックだけではなくアートの素養も大切にな訳ですが、最近では入試の世界でも重要です。

★そこで、GLICCは、年中・年長時代からグローバルな学びの一環として絵画工作教室を開講しました。自由にそれでいて表現力を身につけるにはスキルやツールも大事です。

★長年ボランティアで絵画教室を行ってきた講師が担当しますが、この講師自身アーティストです。そして不思議なことに慶応幼稚舎などいわゆるお受験で絵画工作が出題される小学校を受験する生徒が口コミで個人指導を受けています。その講師が広尾教室でひっそりですが指導してくれるそうです。

★お受験の絵画工作なのですが、いろんなお受験の塾でも、そこだけは専門家とジョイントするようになっています。

★美大の大学院で研究してきたアーティストの方々は、実はグローバルな視野を持っています。それからグローバルな人脈ですね。アーティストは英語ができるかどうかというより、アート市場は、日本では実は小さいのですが、ニューヨーク、ロンドン、香港、台湾、シンガポールではアート資本主義と言われる程大きな市場なのです。

★最近は、世界のアーティストがコラボしてアート活動をします。しかもアートは日常の中にある社会問題に対するクリティカルなメッセージを込めていますから、世界を変えるインパクトを持っていて、グローバルな世界では、言語としての英語と同様共通言語でもあります。だいいち世界の工学系の大学には、芸術学部がありますからね。

★IB(国際バカロレア)や文化学園大学杉並のDD(ダブルディプロマ)のようなグローバルな学びでは、コンセプチュアルな思考は必須です。コンセプトを生成するには、デザイン思考やアート思考が最近では注目されています。

★非認知能力育成という意味でも幼児・児童期のアート活動は大切ですね。

★世の中、「受験マシーン」というフレーズで受験システムを揶揄する識者もいますが、そうはいっても、すぐにはシステム変更はできていないのが現状です。そのようなシステムという制約の中でもGLICCは知識創造やイマジネーションを豊かにする学びをひたすらやっています。

★システムを変えるには、まずはシステムに内在する内生的技術革新がおそらく先でしょう。プラグマティズムとしての話で、評論家的な発想とは真逆の発想がGLICCの持ち味だと思います。このような塾から生徒が学校に入学してきたら、その学校はラッキーだと思います。偏差値という鎧がない生徒たちですから。それに高校からあるいは大学や大学院から海外大学に行きたいと生徒自身が思っていますから。

❖ちなみに2024年度の実績(2024年3月3日現在:国公立大学はこれから)をGLICCサイトから取り挙げてみます。帰国生は、基本海外にいますから、オンライン授業です。個別最適化の学びなので、多くても5人前後のグループワーク型の授業です。英語ベースやアートという視点があるので、実はリベラルアーツ的な学びです。塾なんですが、学校以上の学びができてしまう不思議な秘密の学び舎でもありますね。

それと、毎週金曜日21:00からGLICC Weekly EDUというライブ配信を鈴木さんは行っていて、私学全体の質の高い教育を学校の先生方との対話を通して発信するというボランティアもしています。登壇される先生方は、学校説明会では話せない(時間的制約がありますから)カジュアルでディープな話をされます。学校教育の本質的な魅力が語られるのです。このような塾は実はないのですが、個別最適化塾というスモールサイズの塾だからということもあるし、何より鈴木裕之さんのグローバル思考の資質能力が抜群だからですね。

◆2024年度 中学入試合格実績
三田国際学園16名(IC 12名、ISC 4名:帰国生入試 9名、英語入試7名)
聖光学院(帰国)1名
攻玉社(国際学級)1名
渋谷教育学園渋谷(帰国)1名
かえつ有明9名(うちHonors4名)
サレジアン国際学園8名
サレジアン国際学園世田谷5名
広尾学園3名(帰国生入試1名、2月入試2名)
広尾小石川学園3名(帰国生入試1名、2月入試2名)
文化学園大学杉並6名
芝国際6名
東京都市大等々力5名
静岡聖光学院2名
茗溪学園2名
立命館宇治1名
大妻中野2名
富士見丘2名
工学院2名
宝仙理数インター1名
開智日本橋3名
日本大学中1名
トキワ松1名
ドルトン東京1名

◆2024年度高校入試合格実績
三田国際学園高校インタークラス
広尾学園小石川高校インター2名
広尾学園高校インター2名

◆2024年度大学入試合格速報
国際基督教大学教養学部(帰国生4月入学)
早稲田大学政治経済学部(グローバル入試) 3名合格
早稲田大学国際教養学部
上智大学経済学部経営学科(海外就学経験者入試)
上智大学国際教養学部
上智大学外国語学部イスパニア語学科
法政大学GIS
成城大学文芸学部ヨーロッパ文化学科 

 

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