22世紀型教育準備へ(27)京都が眩しい!立命館大学の動き!日本の政治経済社会を豊かにするアート。美術教育の改革へ!
★大学ジャーナルONLINE(2024年3月5日)の記事「立命館大学、デザイン・アート学部(仮称)設置構想を発表 2026年度開設を目指す」は、日本の政治経済社会に希望の光をあてることになるかもしれません。というのは、初等中等教育学校の美術教育が教科書の域を出ていないため、クリエイティブクラスの才能を生み出すキャリアデザインになっていないのです。しかし、美術大学以外が、「デザイン・アート学部」を設置することによって、アートやデザインで生きていく新しい仕事=クリエイティブクラスを生み出す可能性がでてきたからです。
★MITやバンドン工科大学などもアートの学部があって、学際的な科学をつなぐアート活動というモダンアートのダイナミズムを生み、社会課題を市民と共有する場を作りながら、アート市場がちゃんとあって、アートで生活をしているクリエイティブクラスが誕生しています。もちろん、まだまだですが、ニューヨーク、ロンドン、シンガポール、香港、台湾、ジャカルタなどアート資本主義というアートをクリティカルシンキングする学問までうまれているぐらいです。
★森美術館の開館20周年展のようなアート作品ががんがん生まれ、等価交換ではなく贈与的経済が生まれることが日本の政治経済社会を豊かにすることでもあります。それに対症療法的学びから根本的な問題を問う学びにも深まっていけます。
★今まで、芸術家は一握りの天才のものでしたが、今後はそうではなくなるような美術教育の進化を刺激するのが、立命館の動きであると思います。
★立命館大学といい、立命館宇治といい、京都に新たな光を生みつつあります。京都ならではのアート市場を全国に広めるきっかけづくりになってほしいと期待しています。
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